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【親向け】関西学院大学総合政策学部の就職・雰囲気・学びを父子の会話で紹介!

ハル(運営者)
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「進路のこと、もっと親子で楽しく話せたらいいのに」
そんな想いから、このサイトをはじめました。
筆者は、早稲田大学国際教養学部の学生で、同学部専門の個人塾を運営して2年目。これまでの少人数指導の経験をもとに、保護者の方に役立つ情報をお届けします。

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学びの内容|関西学院大学総合政策学部ではどんなことを学ぶの?

父: 総合政策学部って名前、なんかフワッとしてるけど…結局何を学んだんだ?
子: うーん、ざっくり言えば「社会の問題をどう解決するか」って感じ。政治、経済、国際関係、環境、メディアとか…ほんまにいろんな分野が混ざってる。
父: つまり、専門を絞らずに広く学ぶってことか。で、結局お前は何に絞ったんだ?
子: 国際協力系かな…。貧困問題とかフェアトレードに興味あって、そこ中心に授業取ってた。
父: なるほど。でも「興味がある」ってのは受け身だよな。で、君はどうしたいんだ?
子: …え、どうしたいって言われても…。
父: 自分の人生だぞ?「学びました」で終わらせないために、そこは言語化しないと。
子: そ、そうやな…。まだ模索中ってことで勘弁して(笑)

課外活動・ゼミ・資格|“答えのない問い”に向き合い続けたゼミ

父: ゼミは何を選んだ?
子: 国際協力のゼミ。SDGsとか援助政策とかをテーマに、ケーススタディをもとにディスカッションしたり、NGOの現場に関わったり。
父: 現場にも行ったのか?
子: フィリピンに短期のフィールドスタディ行った。支援される側の声を直接聞いたのは衝撃だった…。
父: 支援って、押しつけになりやすいからな。そこをどう考えた?
子: いやそれもまさに議論した。「手を差し伸べる」のと「共に歩む」の違いとか…。正解ないけど、考えること自体が大事なんやって思えた。
父: お前なりに“問い続ける力”はついたってことだな。
子: うん、それは間違いなくある!

キャンパスの様子・休日の過ごし方|緑に囲まれた“西宮の異空間”

父: 西宮上ケ原キャンパス、どうだった?
子: めちゃくちゃ綺麗やで。芝生も広くて、建物もおしゃれで、毎日が映画のワンシーンみたいな感じ(笑)
父: 関学らしい華やかさはあるな。で、休日は何してたんだ?
子: 友達と阪急で梅田行ったり、学食でまったり話したり。あと総政の友達って、個性強めで話してて飽きないんよ。
父: 雑談もまた学びになるってことか。
子: ほんまにそう。考え方のクセとか価値観の違いが面白くて、対話することで刺激を受けてた。

就職活動と進路|“肩書き”より“姿勢”を重視して選んだ道

父: 就活、どうだった?正直、お前はブランド志向じゃないもんな。
子: うん(笑)。だから逆に、名前より「何をしてる会社か」で選んだよ。結局、社会課題に取り組んでるコンサル系NPOに決めた。
父: NPOか。収入面とか不安はないか?
子: もちろん安定性では大企業に負けるけど、「今やるべきことを考えたい」って思って。就活中も「何が社会に必要か」って軸で見てた。
父: それは…“理想”としては立派だ。でも、“継続性”との両立は考えてるか?
子: 考えてる!収入面も経験も全部含めて、数年後のステップアップも視野に入れてるから。

学生の雰囲気|“個性と多様性”のミックス

父: 総政の学生って、どんなやつが多い?
子: 一言で言えば「クセ強め」。みんな違う方向向いてて、でもそれを否定しない。あと国際系志向の子が多いかな。留学してる子も多かったし。
父: 同調圧力とかはなかったのか?
子: 全然ない。むしろ「えっ、そんな考え方あるんや!」って驚かされることの連続で、お互いリスペクトしてる感じ。
父: いい意味で“自由な空気”ってことだな。
子: うん、「こうあるべき」って縛りがないのが、めちゃくちゃ居心地よかった!

一番の思い出|“問い”を重ねたワークショップの夜

父: 一番の思い出は?
子: 学部の学生企画で、地域の人たちと一緒にワークショップをやったとき。夜通しで議論して、全員ヘトヘトだったけど、「答えのない問いに向き合った時間」が今でも忘れられない。
父: で、その問いに、答えは見つかったのか?
子: …見つかってない(笑)。でも、問い続けることの意味は、そこでやっと実感できた気がする。
父: 人生も、同じようなもんかもな。
子: たしかに。結論を急がない姿勢、大事にしたいって思ってる。

関西学院大学の政策学部を東京でいうと?雰囲気・学びのスタイルで徹底比較!

「関西学院大学の政策学部って、東京の大学でいうとどこに近いの?」
そんな疑問を持つ方のために、学びの内容や学生の雰囲気から対応校を考察してみました。

結論から言えば、関学の政策学部は、青山学院大学の国際政治経済学部にかなり近いといえます。

関学の政策学部では、「公共政策・国際関係・環境・開発・メディア」などを幅広く学びます。特徴は、理論だけでなく実践も重視すること。ゼミ活動や課題解決型学習(PBL)、地域連携などを通して、「社会にどう関わっていくか」を自分ごととして考える環境が整っています。

このような「社会系+国際系+リベラルアーツ的な学び」は、東京では次の学部と似ています。

  • 青山学院大学 国際政治経済学部:国際的な視点で社会課題をとらえる学びが中心。実践型・自由な学びの雰囲気も共通
  • 法政大学 社会学部:社会問題に向き合い、現場で学ぶスタイルが近い
  • 明治大学 国際日本学部:複合的な文系学問と自由なカリキュラムが類似

また、関学の学生は全体として「穏やかで人あたりがよく、育ちのよさを感じる」タイプが多め。関学政策学部もその延長線上にあり、落ち着いているけれども、“社会のことに関心がある柔らかな知性派”が多い印象です。

「おっとりしてるけど社会をよくしたい」
そんな学生が集まる関学政策学部は、知性と優しさが両立する場所かもしれません。

受験生の親へのメッセージ|“今まだ模索中の子”にこそ向いている学部

父: 最後に、関学総政を目指す家庭に一言あるか?
子: はい。もしお子さんが「今はまだやりたいことが明確じゃない」っていうタイプなら、関学の総政はすごく合うと思います。
父: どうして?
子: ここは“正解”じゃなく“問い”を重視する学部。多様な価値観と触れて、自分の軸をゆっくり育てられるからです。
父: それは、お前が一番実感したことだろうな。
子: うん。父さんにたくさん深掘りされて困ったけど(笑)、そういう問いかけを繰り返せた4年間が、自分にとっては何よりの財産でした!

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

参考

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