「人間社会学群」って?社会と人を広く深く理解する学びの場
親: 「人間社会学群」ってちょっと聞き慣れないけど、どんなことを学ぶの?
子: 一言でいうと、**「社会を多角的にとらえて、自分の関わり方を見つける学び」**だよ。姫路獨協大学の人間社会学群では、法律・経済・文化・国際・観光・地域社会など、さまざまな視点から「人と社会」を探究できるんだ。
親: 幅広く学べる分、将来の選択肢も多そうね。
子: そうなの。**「公務員になりたい」「国際的な仕事をしたい」「地域を元気にしたい」**みたいに、目的に合わせて柔軟に学べる学群なんだ。学びながら将来を見つけていくこともできるよ。
幅広い分野を横断して学べる「学群制」の魅力
● 1つの分野に縛られない“探究スタイル”
- 社会学・文化人類学・経済学・法学・観光学・国際関係論などを横断的に学習
- 幅広いテーマの中から、自分の関心に応じて「専攻+副専攻」的に組み合わせ可能
- 決まった道を進むのではなく、“学びながら進路を見つけていく”タイプの学部
● 地域・社会とのリアルな接点が豊富
- 姫路市や兵庫県内の自治体、観光協会、商店街、NPOなどとの連携活動が活発
- 地域課題に学生目線で取り組むプロジェクト多数(空き家活用、まち歩きマップ制作など)
- 「フィールドに出て、社会とつながりながら学ぶ」授業が豊富
● 社会人として必要なスキルを実践的に習得
- プレゼン力・文章力・情報収集力・ディスカッション力を全員が鍛えるカリキュラム
- 社会調査・政策提案・観光プラン企画・法律文書作成などの演習あり
- グループワークと発表中心の授業で、自然と社会性やリーダーシップも育つ
学びのステップ|広く学んで、深めて、社会に出る力を磨く4年間
● 1年次:社会を見る目を養う
- 「現代社会入門」「法と人権」「地域と経済」「国際理解」などの基礎科目を幅広く学習
- フィールドワーク体験や地元での学外活動もスタート
- グループディスカッションやプレゼン演習で“考えて伝える”力を養う
● 2年次:興味ある分野を選び、掘り下げていく
- 「観光地域づくり」「社会調査法」「ジェンダーと社会」など専門性の高い授業へ
- 地域連携活動(観光PR、街づくり提案など)にも本格的に参加
- ゼミ活動が始まり、自分の問題意識を深めていく段階
● 3年次:実践と分析を行き来する
- インターンシップ(市役所・NPO・観光施設など)に参加する学生が多数
- データ分析・政策提案・国際文化比較などの課題に取り組む
- 「社会での役立ち方」がリアルに見えてくる時期
● 4年次:卒業研究とキャリア形成の集大成
- 卒業論文や研究発表に取り組み、自分の学びを“言葉とカタチ”にまとめる
- 公務員試験対策や企業エントリー支援などキャリア支援も本格化
- 自己理解と社会理解を結びつけ、「次のステップ」へと進む
学生の雰囲気|柔らかくも真面目、多様性を受け入れる空気
- 地域貢献・国際交流・人権問題などに関心のある学生が多い
- 積極的に活動するタイプと、じっくり考えるタイプが自然に共存
- プレゼンやグループ活動で“多様な意見に耳を傾ける”ことが当たり前に
- 少人数制で教員とも距離が近く、「話を聞いてもらえる」安心感がある
主な進路|“社会の一員として貢献する”多彩な未来へ
● 公務員・行政職
- 市役所・県庁などの地方公務員(福祉、観光、国際交流など)
- 警察・消防・自衛隊など、安全や地域支援に関わる分野
- 公務員試験対策講座も学内で開講(無料・個別相談あり)
● 一般企業・観光・サービス業
- 旅行会社・観光施設・地域商社など、地域や文化に関わるビジネス
- 人材・教育・広報・営業職など、対人スキルを活かす業界
- 卒業後にNPOやベンチャーで活躍する人も
● 国際・教育・大学院進学
- 国際協力団体・留学サポート企業・語学教育機関など
- 大学院で国際関係・地域研究・社会福祉などを深める道も選べる
保護者の方へ|どんなお子さんにおすすめ?
- 社会や人との関わりに興味があり、幅広く学びたい子
- まだ将来の夢が明確でなく、“見つけながら進みたい”子
- 地域や人の役に立つ仕事に就きたいという気持ちがある子
- 公務員や地域貢献系の職業を目指したい子
- 学びを通して自分の可能性をひらいていきたい子
子: 大学って“答えを学ぶ場所”かと思ってたけど、ここでは“問いを立てる力”を大事にされるんだよ。
親: それってすごく大事な力よね。自分で考え、選び、行動できる大人になる第一歩ね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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