「アートで生きる力」を育てる、北海道の総合芸術大学
親: 芸術学部って、絵や音楽が好きな子が行くイメージだけど、将来はどうなるのか少し不安かも…。
子: その気持ちわかる。でも札幌大谷大学の芸術学部は、表現力と同時に“社会でどう生きるか”も大事にしていて、教育・地域連携・舞台制作などを通して現場での力をしっかり養える学部なんだよ。
親: 絵を描いたり演奏したりするだけじゃないのね。ちゃんと社会とつながった学びなのね。
子: そう。アーティストだけじゃなく、教育・福祉・地域づくりまで幅広い道があるから、「表現を軸に生きたい」人にはぴったりの場所なんだ。
3領域の専門性|音楽・美術・舞台芸術、それぞれの道を極める
- 音楽分野
ピアノ・声楽・管弦打楽器・作曲・音楽教育など多様なコース
ソロからオーケストラ、合唱、アンサンブルまで幅広い演奏経験
公開演奏会や地域の音楽イベントにも多数出演 - 美術分野
絵画・彫刻・デザイン・映像・イラストレーションなどに対応
基礎技法から現代アート、デジタル制作まで段階的に習得
学内ギャラリーや市民施設での作品展示が豊富 - 舞台芸術分野
演劇・ダンス・舞台演出・照明・音響など、舞台全体を総合的に学ぶ
自主公演・学外フェスティバルへの参加、プロとの共演機会も
役者志望だけでなく、裏方や演出家・舞台制作を目指す学生も多数
学びのスタイル|「創る・見せる・ふりかえる」をくり返す実践型教育
- 1年次:土台づくりと多角的な表現体験
各領域の基礎技法(デッサン・ソルフェージュ・発声・身体表現など)を徹底的に習得
他領域の授業も体験し、表現の幅と視野を広げるカリキュラム - 2〜3年次:専門性を深め、社会と接続
専門領域の指導を受けながら、作品制作・演奏・舞台公演などを継続
市民向けワークショップ開催、学校・福祉施設でのアート活動も - 4年次:集大成の卒業制作・公演へ
音楽発表会、美術作品展、舞台公演など、自分の集大成を形にする機会
指導教員と1対1で制作を練り上げ、技術と想いを作品に結晶化
地域・社会との接点|「アートは社会の中にある」ことを体感する機会多数
- 札幌市との連携によるアートイベント企画・実施
- 小中学校・福祉施設での音楽指導や美術指導の体験
- 札幌市民交流プラザなど市内文化施設での展示・公演
- 学生が主体となる「まちかど芸術活動」や市民ワークショップも好評
子: ただ学ぶだけじゃなくて、“誰かに届ける”ことまで含めて学べるから、表現に実感が持てるんだよね。
学生の雰囲気|個性豊かでおだやか、表現を応援し合う仲間たち
- お互いの作品や表現を尊重しあう文化
- 技術より“想い”を重視する空気があり、初心者でも成長できる
- 美術・音楽・演劇の仲間が刺激し合い、多彩なコラボも
- 地元出身者と道外からの学生がバランスよく在籍
卒業後の進路|アーティスト・教育・福祉・社会貢献と広がる道
- 音楽分野の主な進路
音楽講師・ピアニスト・声楽家・作曲家
小中高校の音楽教員・保育士・福祉施設の音楽療法士
一般企業(音楽イベント会社・楽器メーカー・広告など) - 美術分野の主な進路
画家・イラストレーター・デザイナー・映像作家
美術館スタッフ・アートNPO職員・学校の図工美術教員
クリエイティブ職の就職(Web・ゲーム・アニメ関連など) - 舞台芸術分野の主な進路
俳優・演出家・舞台スタッフ・舞台美術・ダンサー
劇団や芸能プロダクション、地域劇場に所属
イベント・演出・ライブ業界などの舞台制作職 - 共通の進路支援
教員免許・保育士資格取得可能(美術・音楽)
ポートフォリオやオーディション指導も充実
学内外の展示・公演がそのまま就職実績につながることも多数
卒業生の声(例)
「人前で演奏するたびに、“なぜ自分が表現するのか”を考えるようになりました。大谷で学んだのは、技術だけじゃなく“誰に・何を・どう伝えるか”という大切なこと。今は地元の中学校で音楽教員をしながら、地域のコンサートにも出演しています。」
保護者の方へ|こんなお子さまにおすすめです
- 絵や音楽・演劇などの表現活動が好きな子
- 自分の感性や世界観を形にすることに興味がある子
- 人と関わりながら何かを作るのが好きな子
- 芸術を通して教育・福祉・まちづくりに関わりたい子
- 専門的な技術と社会性をバランスよく身につけたい子
子: 表現って、ひとりの世界だけじゃなくて、人とつながることでもあるんだって、大谷で気づいたよ。
親: アートを通して、社会や人とどう関わるかを学べるなんて、すごく実践的な学びね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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