【親向け】藤女子大学 ウェルビーイング学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!


“幸せに生きる”をテーマに、社会と自分を深く見つめる新しい学び

親: 「ウェルビーイング学部」って最近よく聞くけど…正直、何を学ぶのかよくわからなくて。
子: 簡単に言えば、“人が心身ともに幸せに生きるにはどうしたらいいか”を学ぶ学部だよ。藤女子大学では、心理学、社会福祉、健康、教育、ジェンダー、多文化共生など、さまざまな分野から「幸せ」を多角的に考えていくの。

親: なんだか深いテーマね。でも、それって就職にもつながるの?

子: 実は今、社会全体で「ウェルビーイング=よりよく生きる」ことへの関心が高まっていて、福祉・教育・行政・企業など、さまざまな現場で必要とされているんだよ。


学部の特長|人間の“幸せ”を科学し、社会で活かす知と実践

  • 1. 「ウェルビーイング=よりよく生きる」ことを多角的に学ぶ
    心理学・社会学・教育学・保健医療・宗教・文化人類学など、文理横断の視点で人間の幸せを探究
    幸福感、心の健康、居場所、貧困、ジェンダー、災害支援など、リアルな課題と向き合う
  • 2. 実践的なプロジェクト学習が豊富
    地域の福祉施設やNPO、学校との連携で、現場とつながる機会が多い
    フィールドワーク・ボランティア・インタビュー調査など、“行動する学び”を重視
  • 3. 女性の生き方と共生社会を考える
    カトリック系女子大学の伝統を活かし、共感・対話・倫理を大切にした教育
    働き方・家庭・キャリア・ライフステージの変化といった“女性の人生設計”にもフォーカス

学びのステップ|1年次から「感じて・考えて・動く」学びの連続

● 1年次:ウェルビーイングとは何か?を知り、広く学ぶ

  • 心理学・社会学・ジェンダー論・哲学などを通して「人と社会」のつながりを学ぶ
  • 北海道や札幌を題材にした地域フィールドワークで“幸せの現場”に触れる
  • 学びの方法(調査・ディスカッション・レポート)も丁寧に指導

● 2年次:課題解決型プロジェクトで現場とつながる

  • 子ども・高齢者・移民・障がい・女性支援などのテーマから選んで実践型ゼミへ
  • 福祉施設での活動、教育現場での支援、地域住民との協働プロジェクトに参加
  • 「何が問題か」「どうしたら解決できるか」を仲間と考え、行動する

● 3年次:専門性を深め、将来像を描く

  • 心のケア、発達支援、災害福祉、地域づくり、コミュニティ心理などの選択科目を学修
  • 自分の関心分野に応じたフィールド調査・ボランティア・インターンへ
  • キャリア教育(進路指導・面接練習・ES指導)も本格スタート

● 4年次:卒業研究と“これからの自分”のかたちをつくる

  • 自分自身の問い(例:ヤングケアラー/ひとり親支援/心の居場所 など)を卒論テーマに設定
  • フィールドワーク・インタビュー・文献調査を通して独自の視点を構築
  • 将来に直結する学びとして、プレゼン大会や地域報告会に登壇する学生も

地域との連携プロジェクト例|“幸せ”を社会に届ける実践

  • 札幌市内のひきこもり支援団体と共同で「孤立を防ぐ対話カフェ」開催
  • 福祉施設と協力し、子ども向け“遊び×心のケア”ワークショップを運営
  • 市民向け「ウェルビーイング公開講座」の企画・司会・記録を学生が担当
  • 道内の被災地(胆振東部地震エリア)で傾聴ボランティア
  • 国際交流センターと連携し、外国人住民の語りを聞くドキュメント制作

子: 幸せって、“こうすれば得られる”っていう答えがあるわけじゃない。でも、誰かの声に耳を傾けて、一緒に考えること自体が、大事なことなんだって学んでるよ。


学生の雰囲気|思いやりと知的好奇心にあふれた“あたたかな探求者たち”

  • 穏やかで聞き上手な学生が多く、安心して話せる雰囲気
  • 心・社会・人間関係に興味を持ち、「人と人のあいだ」で考えることが好きなタイプが多い
  • 女性同士のつながりを大切にしながら、お互いの違いも尊重する空気が根づいている
  • 地域活動やボランティアにも積極的で、自主性のある学生が育つ環境

就職・進路|“人の幸せを支える”仕事へ。広く深く、選択肢が広がる

  • 主な進路先(過去実績・想定)
    ・社会福祉協議会/地域包括支援センター/子育て支援団体
    ・教育・福祉系NPO/スクールサポート職/行政(地域福祉担当)
    ・一般企業(人事・広報・CSR部門など)
    ・心理・社会系大学院への進学
    ・保育・教員・医療ソーシャルワーカーなど関連資格を取得して進路選択する例もあり
  • キャリア支援体制
    ・少人数面談制で“その子らしい進路”を一緒に考える
    ・福祉・教育・企業向けに分かれた個別就職サポート
    ・エントリーシート添削/自己分析ワークショップ/卒業生による講演会も実施

卒業生の声

「“幸せとは何か”という問いに、4年間じっくり向き合えたことで、他人にも自分にも優しくなれたと思います。今は札幌のNPOで、地域の子ども食堂の運営に関わっています。“自分の小さな行動が誰かの支えになる”と信じられるようになりました。」


保護者の方へ|こんなお子さまにおすすめです

  • 人の気持ちや幸せに関心がある子
  • 社会課題に向き合いたいという思いがある子
  • 福祉・教育・心理・地域づくりなど幅広い分野を学びたい子
  • じっくり考え、コツコツ取り組むのが得意な子
  • 自分の“生き方”や“働き方”について深く考えたい子

子: 幸せは、どこか遠くにあるものじゃなくて、“今ここにいる誰かのことを考えること”から始まるんだって、この学部で学んでるよ。
親: 「自分の人生」と「社会との関わり」を同時に考えられる学びって、とても大切ね。きっとこの4年間は、一生の土台になるわ。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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