「教育文化学部」って? “子ども・文化・社会”をつなぐ学びのフィールド
親: 「教育文化学部」って、教員になるための学部なの?
子: もちろん教員養成も中心だけど、それだけじゃないんだ。北翔大学の教育文化学部は、教育と文化の両方にアプローチして、人と社会を豊かにする力を育てる学部なんだよ。
親: 文化っていうと、ちょっと抽象的に感じるけど…。
子: たとえば、子どもへの教育、地域社会とのつながり、表現活動や多様な生き方を学ぶことも文化の一部なんだ。北翔では、「人を育てる」「地域と関わる」「自分を表現する」っていう力をバランスよく身につけていけるんだよ。
学びの柱|教育・文化・表現を通して“人間力”を育てる3つのフィールド
● 教育・保育のプロを目指す
- 小学校・幼稚園・特別支援学校の教員免許を取得できるカリキュラム
- 子どもの発達理解、授業づくり、生活指導などを基礎から応用まで習得
- 現場実習が1年次からあり、段階的に実践力を身につけられる
- 地域の幼稚園・小学校・放課後支援施設と連携した「リアルな教育体験」
● 表現・文化・創造の力を育てる
- 音楽、美術、身体表現、演劇などを通して「伝える力」「感じる力」を伸ばす
- 表現活動を教育・福祉・地域づくりにどう活かせるかを学ぶ
- 文化イベントの企画・運営、地域の芸術祭への参加なども可能
- 自分の“好き”を軸に社会とつながる方法を探ることができる
● 地域社会・人間理解を深める
- 福祉・心理・地域づくりなど、人間の多様な生き方や社会の課題を学ぶ
- 地域連携プロジェクト、ボランティア、サービスラーニングが豊富
- 高齢者や障がいのある方との交流を通して、共生社会の実現に向き合う
- 多様な人と関わる中で、自分の価値観やコミュニケーション力も深まる
学びのステップ|「実践→ふりかえり→探究」で深める4年間
● 1年次:教育と文化の土台をひろく学ぶ
- 教育学、心理学、保育原理、文化論など多彩な入門科目
- 地域フィールド体験、ボランティア、教育観察など“現場の空気”を体感
- 音楽・美術・体育など表現科目もスタート
● 2年次:進路や関心に応じて専門性を深める
- 教職課程・保育士資格・地域文化・芸術表現などのコースを選択
- 小学校模擬授業、児童理解演習、表現ワークショップなどが充実
- 地域実習やボランティアに継続的に参加する学生も多数
● 3年次:現場実習での“本番体験”+ゼミ探究の本格化
- 小学校・幼稚園・特別支援学校などでの教育実習
- 地域と連携した教育支援・文化イベント企画
- 少人数ゼミで、自分の関心を深く掘り下げる調査や発表に挑戦
● 4年次:卒業研究と進路決定の集大成
- 卒業研究テーマ例:
「遊びを通じた幼児の社会性発達」
「地域高齢者と学生の世代間交流プロジェクトの記録」
「子どもの自己肯定感を高める音楽表現の活用」など - 教員採用試験・保育士試験・企業就職のサポートも本格化
実践の場|地域とつながり、人と出会う“学外活動”が盛ん!
- 地元の幼稚園・小学校・子ども支援団体との連携プロジェクト
- 地域の夏祭り・文化祭の企画運営への学生参加
- 障がい者施設や福祉イベントでのサポート活動
- 表現文化を活かしたワークショップやアートイベントの実施
- 大学生が考えた“遊び”を使った地域子育て広場の開催
学生の雰囲気|明るく素直で、対人支援や表現が好きな学生が集う
- 教育や保育への強い思いを持った学生が多く、真面目で実直な雰囲気
- 音楽・演劇・アートなどの“好き”を社会貢献につなげたい学生も多数
- 表現活動を通じて人とつながることが得意な子が多い
- 教員・保育士だけでなく、地域活動や文化事業を志す学生も増加中!
就職・進路|“人を育てる・支える”キャリアが多彩に広がる
● 主な進路
- 小学校・中学校・特別支援学校教員
- 幼稚園教諭・保育士(保育園・認定こども園)
- 放課後等デイサービス・児童福祉施設スタッフ
- 地域文化施設職員、公共ホール・イベントスタッフ
- 一般企業(教育系・福祉系・地域貢献を重視する企業)
- 大学院進学(教育学・表現文化・地域福祉など)
● 資格取得支援・就職サポート
- 教員免許(小・中・特別支援)、幼稚園教諭免許、保育士資格
- 福祉レクリエーション・児童指導員任用資格などにも対応
- 教員採用試験対策講座・模擬面接・論作文指導が充実
- 学生一人ひとりに寄り添う就職支援と進路面談体制
保護者の方へ|こんなお子さんに向いています
- 子どもや人と関わる仕事にやりがいを感じたい子
- 教員・保育士を目指したい子、または興味があるけれど迷っている子
- 表現活動や文化を通じて社会と関わりたい子
- 地域に根ざした仕事や活動を大切にしたい子
- 人の成長や支援に関心があり、やさしさを行動に移したい子
親: 教職だけじゃなくて、地域とか文化とか、もっと広く“人を育てる”学びなのね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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