デザインってアート?建築?その両方を実践で学べる学部です
親: 「造形学部」っていう名前、ちょっと芸術系っぽいけど、将来の仕事にちゃんとつながるのかしら?
子: 実は「絵を描く」だけじゃなくて、「社会の課題をデザインで解決する力」を育てる学部なんだよ。グラフィックデザインから建築・インテリア、映像、プロダクトまで、幅広いジャンルに触れて、将来は企業でも活かせる実力がつくんだ。
親: アートっていうより、“生活や社会とつながった創造”って感じね。
子: うん。例えば、ポスターを作って地域のイベントを盛り上げたり、空き家を使って新しい暮らしの場を提案したり。**「形にすることで、人の役に立てる」**ことをめざす学びなんだよ。
学びの特徴|「つくる」だけじゃない、「伝える」「活かす」まで考える教育
- 実習中心のカリキュラムで、手を動かしながら学ぶ
- グラフィック、建築、映像、インテリアなど、分野横断的に学べる
- 地域や企業と連携して“本物の課題”に取り組むプロジェクト型授業あり
- コンセプトから制作・発表まで、一貫して取り組む力がつく
- 教員は現場経験豊富なプロばかり。少人数制で丁寧に指導
4年間の流れ|基礎→応用→実践→発信へ
- 1年次:デザインの基礎体力をつける
デッサン、色彩構成、立体造形など、表現の土台を学ぶ - 2年次:専門領域を広げる
グラフィック、建築、インテリア、プロダクト、映像表現などを体験的に習得 - 3年次:現場とつながる実践へ
地域プロジェクト、産学連携演習、企業提案などに取り組む
プレゼンや企画書の作成など、ビジネス的視点も身につける - 4年次:卒業制作と進路準備
自分のテーマで作品制作・展示。社会へ向けたアウトプットに挑戦
地域・社会とつながる学びの実例
- 地元企業とのコラボで、商品パッケージデザインを制作
- 愛知の商店街で、街歩きマップやイベントロゴをデザイン
- 空き家を活用した“住まいのリノベーション提案”プロジェクト
- 学内外でのポスター展、卒展、地域展示会で成果を発信
子: 授業っていうより、**「デザインの仕事をしながら学んでる」**感覚が強いよ。現実の依頼だから、完成したときの達成感がすごいんだ。
学生の雰囲気|「作品が名刺になる」世界で、個性を磨く仲間たち
- 落ち着いた空気の中で、自分の表現に向き合う学生が多い
- 絵が得意な子も、CADや3DCGが得意な子もいて、得意分野を活かせる
- 自由な服装・髪型で、感性を大事にする文化
- 人との対話やチーム制作も多く、コミュニケーション力も育つ
- 同じ「ものづくり」志向の仲間と、刺激し合える環境
就職・進路|「デザインを仕事にする」リアルな道がひらける
- 主な進路分野
・グラフィックデザイナー(広告・Web・パッケージ)
・建築設計・インテリアデザイン関連企業
・映像・メディア系制作会社
・製品開発・商品企画・展示会関連など
・教員や公務員、大学院進学も - 支援体制も安心
・ポートフォリオ制作を1年次からサポート
・学内外での展示・発表の機会が豊富
・教員との距離が近く、個別に企業紹介も
・キャリアセンターと連携し、デザイン職向け対策も充実
親: 「好き」をちゃんと「仕事」につなげられる仕組みがあるのね。
子: うん。**「つくって終わり」じゃなくて、「つくって届ける」まで考えるから、社会でも役立つ力がつくんだ。
保護者の方へ|こんなタイプのお子さんにおすすめです
- デザインやアートに関心があり、「つくること」が好きな子
- 感性だけでなく、社会とのつながりも大事にしたい子
- 実践的に学んで、すぐに仕事につなげたいと考えている子
- 建築やインテリアなど、空間づくりに興味がある子
- 自分のペースで、個性を活かして学びたい子
子: 「センスがないとダメ」って思ってたけど、ここでは**“問いを持ち、形にしようとする姿勢”**の方が大切なんだって気づいたよ。
親: 創造力って、どんな業界でも活きる力。ここでの4年間が、将来の自信につながりそうね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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