“スポーツと健康”を学ぶって？プロも地域も支える“身体の専門家”を育てる学部
親： スポーツ健康科学部って、運動部の子が行くイメージだけど、実際にはどんな勉強をするの？
子： スポーツだけじゃなくて、「人の身体と健康をどう守るか」を科学的に学ぶ学部なんだよ。運動指導、栄養、ケガの予防、教育、メンタルケアなど、“人の健康”をトータルに支える力を育てるんだ。
親： へぇ、体育の先生とかトレーナー以外にも道があるのね？
子： うん！トレーナー、スポーツ指導者、福祉・医療の仕事まで進路は多彩で、授業も実習も充実してるよ。
学びの特色｜「科学＋実践」で“支える力”をつける
● 「運動×健康×教育」を統合したカリキュラム
- 解剖学・運動生理学・健康心理学など基礎知識をしっかり修得
- スポーツトレーニング・栄養・健康づくり・生活習慣病予防まで幅広く学べる
- 教職課程や資格課程も選択可能。将来の進路に応じて柔軟に学びを選べる
● 実技・演習・フィールドワークが中心
- スポーツ実技（球技・武道・水泳など）＋指導法を体系的に習得
- 小中学校・高齢者施設・障がい者スポーツ現場での体験活動も充実
- 授業だけでなく、地域連携イベント・健康相談・運動教室などの参加機会も多数
● トレーナー・健康指導者を目指すサポートも万全
- トレーニング科学、応急処置法、テーピング、リハビリ支援など実技重視
- 「健康運動指導士」「中高保健体育教員免許」などの取得支援体制が整備
- 学外実習やボランティアを通じて“人に教える力”を高める
4年間のステップ｜“支える力”が確実に育つ成長プロセス
■ 1年次：スポーツ科学の基礎と現場との接点をつかむ
- 解剖生理学／スポーツ概論／運動と栄養／身体の構造と機能などを学習
- 運動実技・測定評価法を通じて“身体を観る力”を養成
- 初期フィールドワーク：学校訪問や健康教室で現場の空気に触れる
■ 2年次：分野を選び専門性を深める
- スポーツ心理学／健康づくり論／障がい者スポーツ支援論／トレーニング法など選択科目が充実
- 実技＋理論＋現場実習を組み合わせて応用力を養成
- 教職・資格課程に進む場合はこの年から本格的にスタート
■ 3年次：ゼミ活動・資格取得・外部実習が本格化
- 研究ゼミでのテーマ探究（例：運動とメンタル／子どもの発育と運動／介護予防と体操）
- 地域の保健事業や中学校・高校での教育実習
- 資格対策講座（保健体育教員、健康運動指導士など）もスタート
■ 4年次：卒業研究と就職・進学の準備
- 卒論テーマに基づき、現場での調査・指導・分析を実施
- 地元自治体・フィットネスクラブ・学校・福祉施設などへのインターン・就職活動
- ゼミの先生＋キャリア支援課によるダブル体制で進路サポート
実践的な活動例｜学生が活躍するフィールドは大学の外にある
- 地域住民向け「健康づくり講座」の企画・運営（歩行測定・筋トレ指導など）
- 小学校での体育授業アシスタント、児童の運動能力測定支援
- 高齢者向け体操プログラムの開発と実演
- 高校運動部に帯同し、トレーニングメニューの作成＋ケア指導を実施
- 学内主催のスポーツイベントで小学生対象の「運動遊び教室」を展開
学生の雰囲気｜明るく前向き、“人と関わる力”が伸びる環境
- スポーツ経験者が多く、チームワークや協調性が自然と育つ
- 体を動かすのが好きな学生が多く、授業外でも自主練やイベント参加が盛ん
- 勉強と部活・サークルを両立している学生も多く、文武両道の空気感
- 先生との距離が近く、質問や相談がしやすい雰囲気が定着
就職・進路｜「体の専門家」として広がるキャリアの道
● 主な進路分野
- 学校教員（中学校・高校の保健体育）
- トレーナー・インストラクター（ジム、整骨院、スポーツチームなど）
- 地方自治体（健康推進、スポーツ振興部門）
- 福祉・医療系施設（介護予防指導員、リハビリ助手など）
- スポーツメーカー、健康関連企業、大学院進学
● 資格取得サポート
- 中学校・高校教諭一種免許状（保健体育）
- 健康運動指導士／健康運動実践指導者
- 公認スポーツ指導者／JATIトレーニング指導者など
- 各資格に対して学内講座・模擬試験・個別指導があり合格率も安定
保護者の方へ｜こんなお子さんに向いています
- スポーツや身体に関わることに興味がある子
- 先生やトレーナーとして“人の成長や健康”に関わりたい子
- 自分で体を動かしながら、人に教える力を身につけたい子
- 将来、地域や学校・福祉の現場で人と関わる仕事がしたい子
- コミュニケーション力や協調性を生かしたいと考えている子
子： 健康って、食べ物だけでも運動だけでもダメで、いろんな視点から支えていくことが大事なんだって、この学部で初めて実感した。
親： 人を教える前に、自分自身がちゃんと学んで、実践して、失敗して。それができる4年間って、大きな財産になりそうね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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