「経済学部」って?“経済を動かす”視点で社会を見つめる学び
親: 経済学って難しそうだけど、何を学ぶの?
子: 一言で言うと、「世の中のしくみを分析して、社会や企業の課題を解決する力」をつける学びかな。名古屋商科大学の経済学部では、経済理論だけでなく、実際のビジネスや地域社会と関わる実践的な授業が多いのが特長だよ。
親: 座学ばかりじゃなく、実際に役立つ内容も学べるのね。
子: うん、マーケティングやデータ分析、起業体験まであって、社会で“使える経済力”を育てることを大事にしてるよ。
「理論」と「実践」の両輪で学ぶ、名商大の経済学
- ミクロ経済学・マクロ経済学・統計学などの基礎理論からスタート
- AI・ビッグデータ時代に対応した、数的リテラシーとデータ分析スキルを強化
- 「ビジネスプラン演習」などの実践型授業で、仮説→分析→提案の力を育てる
- 地元企業や行政との共同プロジェクトあり。地域経済を題材にしたフィールドワークも多数
子: たとえば「なぜモノが売れるのか」とか「なぜ円安になるのか」とか、ニュースを学問で読み解けるようになるのが面白いんだ。
学生の雰囲気|「ビジネス志向」×「地域志向」のハイブリッド
- 将来起業したい、企業で活躍したいというモチベーションの高い学生が多い
- 地域貢献や観光活性化など、社会課題にも関心のある子が目立つ
- 経済に詳しい子よりも、「社会をよくしたい」「課題を解決したい」という気持ちがある子が活躍している印象
- アクティブ・ラーニングの授業が多いため、発表やグループワークが自然と身につく
親: 経済ってお堅いイメージだったけど、けっこう行動的な雰囲気なのね。
子: そう。実際に動いて考える、体験型の学びが多いから、ビジネスの現場がぐっと身近に感じられるんだ。
学びの流れ|基礎→応用→実践→発信の4年間
- 1年次: 経済の基本構造を学ぶ(経済学入門/統計/会計など)
- 2年次: 応用的な学びへ(地域経済論/マーケティング基礎/企業分析)
- 3年次: フィールドワーク・実践プロジェクトへ参加(企業訪問、地元経済調査など)
- 4年次: 卒業研究で“自分の問い”に挑戦。就職活動や資格取得にも集中できる体制
子: 3年のゼミ活動では、実際にまちづくりアイデアを行政に提案したこともあったよ!
キャリア・進路|“経済力”を武器に幅広い業界へ
主な進路例
- 地元企業の経営企画・営業・経理など
- 金融(銀行・保険・証券)業界
- 商社・メーカーなどの企画・マーケティング部門
- 公務員(市役所/県庁の経済・産業系職種)
- 起業・スタートアップ挑戦
- 大学院進学(経済学・経営学・公共政策など)
就職支援の体制
- キャリアセンター主導の企業連携インターンシップ
- OB・OGによる業界セミナー
- 経済学部独自のキャリアゼミや面接対策も充実
親: 地元就職にも強そうね。安心したわ。
子: 愛知の企業とのつながりが強いから、就活サポートも手厚いんだよ。
保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです
- 社会のしくみやビジネスに興味がある子
- 「どうしてこうなるの?」と疑問を持つ探究心のある子
- データを読み解いたり、数字に強くなりたい子
- 将来、企業や行政で活躍したい子
- 地域や社会の課題を解決したいという想いがある子
子: 経済って、生活に直結してるテーマだから、「何の役に立つの?」って心配がない学問なんだ。
親: “社会の見方”を身につけるって、これからの時代には特に大事ね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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