「教育学部」って、先生になるだけの学部じゃない。“子どもを理解する力”を育てる場所です
親： 教育学部って、やっぱり先生になるための学部なのよね？うちの子、本当にやっていけるかちょっと心配で…。
子： たしかに小学校や幼稚園の先生になる人が多いけど、大阪大谷大学の教育学部は、「子どものことを深く理解して、支えられる人」を育てることを大切にしてるんだ。単なる知識や資格だけじゃなくて、**“子どもと生きる力”**を育てる4年間なんだよ。
親： なんだか、ただの“教員養成”とは違う感じがするわね。
子： そう！実習や体験活動が1年次からあって、机の上の勉強だけじゃなく“子どもと関わる経験”を重ねるのが特徴なんだよ。
学部の特色｜「教育×保育×支援」3つの視点で“子どもと向き合う力”を育てる
● 小学校教諭・幼稚園教諭・保育士の資格を同時に目指せる
- 国家資格と教員免許を3つ取得できるカリキュラム
- 自分の進路に合わせて、取得免許の選択も可能
- 進路変更にも柔軟に対応できる、幅広いキャリア設計が魅力
● 少人数制×実習重視の手厚い教育
- 教員1人あたりの学生数が少なく、個別対応が徹底
- 教育実習・保育実習・地域体験などの“現場主義”が強い
- ピアノ・造形・絵本・体育・ICTなど、教科指導の演習も基礎から丁寧に
● 子ども理解と支援の専門性も重視
- 発達心理・教育相談・特別支援教育など支援系科目が充実
- 気になる子どもや困難を抱える家庭への関わり方も学べる
- 「支援のできる教員・保育者」をめざす力がつく
学びのステップ｜“子どもと共に歩む専門家”へ成長する4年間
● 1年次：教育・保育の世界に触れ、基礎を固める
- 教育原理・発達心理学・保育内容総論などを学びながら進路の方向性を明確化
- 地域の保育園・児童施設などでの観察・体験活動
- ピアノ・絵本・手遊び・運動など実技演習も本格スタート
● 2年次：教育の理論と現場感覚をバランスよく学ぶ
- 小学校・幼稚園・保育所それぞれに必要な指導法の基礎を学習
- 模擬授業や保育演習などを通して“子どもに伝える力”を養成
- 子どもの個性や困りごとにどう関わるかを考える支援系授業も充実
● 3年次：本格的な実習で“教育者としての視点”を育てる
- 小学校教育実習（1〜3週間）／保育所・幼稚園実習（各10〜15日間）
- 指導案の作成・授業や保育の実施・振り返りまでをトータルで体験
- 実習後はゼミで経験を共有し、仲間とともに深く学びを掘り下げる
● 4年次：卒業研究と進路の総仕上げ
- 教育・保育・支援の中からテーマを選び、卒論制作
- 教員採用試験・公務員試験・就職活動への個別対応
- 面接・模擬授業・論作文対策などもきめ細かく実施
実践フィールド｜“子どもと関わる”経験の質と量が違う！
- 地元小学校・保育園・幼稚園と連携した観察・体験・実習
- 障がいのある子どもの療育施設でのボランティア
- 地域の子育て支援活動・子ども食堂・遊びイベントへの参加
- 児童館・放課後デイサービスでの学習・生活支援
- 保護者とのかかわり方を学ぶ模擬面談演習も
子： 教育って、“教えること”だけじゃない。「子どものそばにいること」「成長を支えること」全部が学びの対象なんだよね。
学生の雰囲気｜やさしくてまじめ。だけど、実は行動力もある仲間たち
- 「子どもが好き」という気持ちを持って入学した学生が多い
- 実習を通して、「教える」ことの難しさとやりがいを実感
- 互いに支え合いながら成長する、穏やかで温かい雰囲気
- 表現活動が得意な子も、真面目にコツコツ型の子もそれぞれ活躍
親： “教える側”になるには、まず“学ぶ姿勢”が大切ってことなのね。
子： うん。“子どもの目線に立つ”ってことが、実は一番難しくて、一番大切なんだよ。
就職・進路｜「子どもと関わる仕事」を、しっかり形にするキャリア支援
● 主な就職先
- 小学校（大阪府・大阪市・堺市など公立教員）
- 幼稚園・保育所・認定こども園（正規職員）
- 学童保育・放課後等デイサービス・療育支援事業所
- 教育関連企業（教材・塾・子育て支援）
- 公務員（子育て支援課・福祉系職員など）
● 資格・免許対応
- 小学校教諭一種免許状（国語・算数などの教科指導も丁寧に）
- 幼稚園教諭一種免許状
- 保育士資格（国家資格）
- 児童指導員任用資格／社会福祉主事任用資格
● キャリアサポート
- 教職支援センターによる個別相談・模擬授業・面接練習
- 実習先での内定例も多数あり
- 就職ガイダンス・教採セミナー・企業研究会も開催
子： “子どもの力を引き出す”って、実は一番難しくて、一番楽しい仕事なんだ。そう思える4年間だったら、きっと将来もブレないと思う！
保護者の方へ｜こんなお子さんにおすすめです
- 子どもが好きで、関わる仕事に就きたいと思っている
- 将来、先生や保育士として働きたいという思いがある
- 人の話をよく聞ける、やさしい性格の子
- 人と協力するのが得意、またはそれを身につけたいと思っている子
- 子どもの成長や発達に興味がある、支えたい気持ちがある子
親： 教育って、すごく責任のある仕事だけど、それだけ価値のある道なのね。
子： うん。ここでの学びが、自分の人生の基礎になると思う。“子どもに寄り添う”って、つまりは“人に寄り添う力”なんだよね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
コメント