「グローバル・メディア・スタディーズ学部」って? 英語と情報で世界とつながる学び
親:
名前がちょっと長いけど、どんなことを学ぶ学部なの?
子:
一言でいうと「英語力」と「メディア発信力」を軸にして、国際社会で活躍できる人材を育てる学部だよ。英語が好きな人、SNSや映像・マスコミ・ネットに興味がある人にはぴったり。
親:
英語とメディアを両方やるって感じ?
子:
そうそう。たとえば「英語でニュースを読む・発信する」「海外とつながるマーケティング」「国際社会における多文化理解と情報発信」みたいな学びが中心。グローバルな感覚と実践的な情報力を育てるのが特徴だよ。
学びの特徴|「世界とつながる力」を言語と情報の両輪で育てる
英語力の徹底強化と“使える英語”の実践
- 1〜2年次は週に複数コマの英語授業があり、TOEIC対策や英会話もカバー
- 英語プレゼン・ディスカッション・エッセイなど実践型カリキュラム
- ネイティブ教員による少人数制授業も豊富
メディアと社会を読み解く視点
- マスメディア、SNS、動画、広告、ジャーナリズム、マーケティングなどを横断的に学習
- 情報リテラシー、デジタルメディア編集、メディア批評など幅広い講義
- 映像制作・音声編集など「つくる」授業も選択可能
異文化理解とグローバルな視野の育成
- 世界の文化・歴史・宗教・国際関係について学ぶ
- 留学生との協働授業、グローバルPBL(課題解決型授業)もあり
- 「地球市民」としての教養と責任感を育む
学びのステップ|英語・発信・世界観を深める4年間
● 1年次:基礎スキルを身につける
- 英語(リスニング・スピーキング・ライティング)+情報リテラシー
- GMS入門(メディアとグローバル社会の基礎理解)
- ニュース英語、映画で学ぶ異文化などの実践授業
● 2年次:専門テーマへの入り口
- マスメディア論、映像メディア制作、国際関係論などの選択科目が増える
- 海外研修(短期留学)や国内での英語プレゼン大会も参加可能
- 学生主体のメディア発信プロジェクトがスタート
● 3年次:プロジェクト型学習・演習が本格化
- 海外PBL(フィリピン・マレーシアなど)への派遣
- グループでのメディア制作やマーケティング調査
- ゼミ配属により、自分の関心に応じた研究を深める
● 4年次:卒業研究・キャリア構築
- 映像作品、英語プレゼン、メディア企画書などの形式で卒業制作
- 海外とのオンライン共同研究なども選択肢に
- 就職支援・キャリアガイダンスも本格化し、グローバル就職も視野に
学外活動・実践機会が豊富
- 学内の「GMSスタジオ」での番組制作や配信活動
- 英語スピーチ大会・映像コンテストへの出場
- 国内外のフィールドワーク、インターンシップ(外資系企業・NGOなど)
- 海外大学との協定留学、夏休み集中型プログラムなど
子:
「英語を話せる」だけじゃなくて、「世界と関われる・伝えられる」力を育てるのがこの学部の魅力だよ。
学生の雰囲気|“グローバル志向×メディア感度”の高い仲間たち
- 英語に自信がある子も、これから伸ばしたい子も歓迎される雰囲気
- 映像制作やSNSマーケに詳しい学生も多く、刺激し合える
- 男女比はバランスが良く、ファッションや文化にも敏感な学生が多い
- 積極的でフレンドリー、チームワークの中で自分を伸ばすタイプが多い印象
就職・進路|“グローバル×情報”の力で広がるキャリア
主な進路分野
- 外資系企業・IT企業・メディア関連(テレビ局・広告・出版社など)
- 観光・航空・ホテル業界(英語力を活かした接客や企画)
- 大手一般企業の国際部門・広報部門
- NGO/NPOや国際交流団体
- 大学院進学(メディア研究、国際文化、コミュニケーション学など)
資格取得や支援体制
- TOEIC/IELTS対策講座
- 国内外インターン・企業連携プロジェクトあり
- キャリアセンター+ゼミ単位での就職サポート
保護者の方へ|どんなお子さんに向いている?
- 英語や海外文化に関心がある子
- SNSやメディアに関わる仕事に興味がある子
- 情報を集めて分析し、自分の意見を発信したい子
- 国際社会で役立つ教養や行動力を身につけたい子
- 多様な人と関わりながら、世界で通用する力を育てたい子
子:
英語って、テストのための道具じゃなくて、人とつながるための橋だってここで実感したよ。
親:
グローバル時代の“情報と英語”は、どんな業界にも通じる武器になりそうね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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