学びの内容|東北大学法学部ではどんなことを学ぶの?
東北大学法学部では、民法・刑法・憲法などの基本法をはじめ、行政法・国際法・政治学など多岐にわたる法律・政治分野を体系的に学びます。法の原理を深く理解し、論理的に考える力を徹底して鍛えるのが特徴です。
母:法学部って、やっぱり勉強大変だった?
子:うん、正直めちゃくちゃ大変だった(笑)。教科書も分厚いし、判例も大量。でも「きちんと理解してからじゃないと進めない」性格だから、コツコツやるしかなかった。
母:最初から全部理解できるものなの?
子:いや、むしろ最初は全然わからなくて…。でも疑問があると気になって寝られないから、図書館で調べたり教授に質問したりしてた。
母:真面目だなあ(笑)
子:誰かに頼るのが苦手で、まず自分で理解したいタイプなんだよね。結果的に、その積み重ねが力になったよ。
ゼミ・課外活動・資格|“誠実な議論姿勢”が信頼につながった
母:ゼミではどんなことをやってたの?
子:行政法のゼミで、判例を読んでディスカッションしたり、模擬裁判をやったりしてた。毎週の発表準備が大変だったけど、やりがいがあったよ。
母:あんた、発表って得意だったっけ?
子:得意じゃないけど、準備をちゃんとしてれば大丈夫。話すこと全部台本にして、100回くらい練習してた(笑)
母:そこまでやってたの!?
子:うん。でもそのおかげで、ゼミの仲間から「いつも安心して聞ける」って言ってもらえた。真面目さが評価されたのは嬉しかったな。
母:資格とかも頑張ってたよね?
子:うん。行政書士と宅建は在学中に取ったよ。法学部生として最低限の知識は身につけておきたかったから。
キャンパスと休日|“地道な努力”を支えた静かな環境
母:川内キャンパスの雰囲気ってどうだった?
子:静かで落ち着いてるよ。東北大学全体が「真面目でコツコツ」って空気感があるし、自分にとってはすごく合ってた。
母:図書館にこもってるって話、よくしてたよね。
子:うん、休日も朝から図書館行って、昼は学食で定食食べて、午後また図書館。そんな日が多かった(笑)
母:大学生っぽくない生活だね…
子:でも、勉強してる時間が一番落ち着くし、自分にとっての“青春”だったんだと思う。
母:そこまで打ち込めるってすごいよ。
子:周りに流されず、自分のペースで積み上げられたのは、東北大だからこそだったかもしれない。
就職活動と進路|“地道に積み上げてきた信頼”で内定を勝ち取った
母:就活って、法学部だとどんな感じなの?
子:公務員志望の人と民間志望の人に分かれるけど、私は迷わず地方公務員志望だったよ。
母:なんで公務員を選んだの?
子:「社会のルールを支える仕事」がしたかったから。それに、真面目にコツコツやるタイプだから、向いてるかなって。
母:面接はどうだった?
子:最初は緊張したけど、「準備してきたことを正確に伝える」って意識して、丁寧に話すようにしてた。
母:結果は?
子:県庁の行政職で内定もらえた!勉強してきた法律の知識も活かせそうだし、責任ある仕事に携われるのが楽しみ。
学生の雰囲気|“静かに努力する人”が多かった
母:東北大法学部って、どんな学生が多かった?
子:派手な人は少なくて、基本みんな真面目。静かだけど意識が高い子が多くて、刺激を受けたよ。
母:グループワークとかはどうだった?
子:それぞれのやり方を尊重し合う雰囲気があったよ。自分の意見を押しつけるんじゃなくて、論理的に話すことが大事にされてた。
母:真面目だけど“堅苦しくはない”って感じ?
子:うん。「お互いきちんと準備してくるのが当たり前」って環境だから、信頼感がある。そういう雰囲気が好きだったな。
母:あんたにはぴったりだったのね。
子:自分の性格と大学のカラーが合ってたから、無理せずやりきれたと思う。
一番の思い出|“一字一句にこだわった”卒論提出の夜
母:大学生活で一番印象に残ってるのは?
子:やっぱり卒論かな。テーマは「行政手続法における正当手続の保障」だったんだけど…
母:難しそう…。
子:一文の表現を何度も直して、意味がぶれないように全体を何十回も読み直して。最後の夜は徹夜だったけど、それでもまだ不安で…。
母:でも提出できたんだよね?
子:うん、ギリギリの時間に印刷して、泣きそうになりながら提出した(笑)達成感と緊張感、全部込みで一番の思い出。
母:そこまで頑張れたのはすごいことよ。
子:自分の“真面目さ”がちゃんと武器になったって、初めて実感できた瞬間だった。
受験生の親へのメッセージ|“真面目な子”が着実に力をつけられる学び舎
母:最後に、東北大学法学部を目指す親御さんに伝えたいことある?
子:はい。もしお子さんが「真面目に努力できる子」だったら、東北大の法学部は本当に合ってると思います。
母:どうしてそう言えるの?
子:ここには「真面目なことがちゃんと評価される」文化がある。自分のペースで地道に頑張れる子には、すごく安心できる場所です。
母:あんたが4年間やりきれた理由、よくわかったわ。
子:はい。真面目すぎて不器用でも、ちゃんと認めてもらえる環境でした!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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