【親のための秋田県立大学ガイド】全2学部の特徴・雰囲気・就職をやさしく解説

“農業・バイオ・工学”の力で地域と未来を支える実学系公立大学

秋田県立大学とは?

秋田県立大学は、秋田県が設置する公立大学で、地域密着×実学重視の教育を行う大学です。
2025年度現在、生物資源科学部(大潟キャンパス)とシステム科学技術学部(本荘キャンパス)の2学部体制をとっており、農業・バイオ・食品・工学・情報といった分野で、秋田県内外の産業を支える人材育成に取り組んでいます。


学部紹介【全2学部】

生物資源科学部

特徴:農業・食品・生命科学・環境分野を横断的に学び、持続可能な農と食の未来を切り拓く。
進路例:食品メーカー、農業法人、公務員(農業系)、研究機関、農協など。
雰囲気:自然と共に学ぶ環境で、コツコツ真面目な学生が多く、地元志向も強め。


システム科学技術学部

特徴:機械・電気電子・建築環境・情報・経営の各システムを統合的に学べる理工系学部。
進路例:製造業、建設業、IT企業、公務員(技術職)、インフラ関連企業など。
雰囲気:ものづくりに熱意をもった実践派の学生が多く、就職意識も高い。


就職傾向と支援体制

  • 就職率:毎年95%以上を安定して維持(地域密着企業に強い)
  • 主な就職先:JA、秋田県庁、建設会社、食品メーカー、電気機器メーカー、システム開発会社など
  • 支援体制:キャリアサポートセンターによる個別面談、企業説明会、技術職向け模擬面接などが充実
  • 地域との連携:秋田県内外の自治体・企業と多数の連携プロジェクトあり

よくある保護者の質問

Q. 秋田県内での就職に強いですか?
→ 地元企業・公務員への就職に非常に強く、県内で働きたい学生にとって最適な環境です。

Q. 理系科目が苦手でもついていけますか?
→ 入学後に基礎から丁寧に指導するカリキュラムが整っており、教員のサポートも手厚いです。

Q. 一人暮らしの環境は安心ですか?
→ 家賃が比較的安価で自然も多く、落ち着いた学生生活が送れます。学生向け物件も充実。


まとめ|“地域を支える技術と知恵”を育てる秋田県の中核大学

秋田県立大学は、農業・工学・情報といった分野で地域に貢献する力を養える実学型の大学です。
「地元に根ざした仕事に就いてほしい」「手に職をつけて社会に出てほしい」と願うご家庭にとって、信頼できる進学先といえるでしょう。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が、保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報を基にしており、最新情報は大学公式サイトをご確認ください。