【親のための福井県立大学ガイド】地域・生命・環境・医療・恐竜の学びを通じて社会に貢献する実学系公立大学

福井県立大学とは?

福井県立大学は、福井市永平寺町を拠点に4キャンパスを展開する公立総合大学です。
「地域と世界に貢献する人材育成」を掲げ、経済・環境・生命・医療福祉・恐竜学といったユニークな分野で専門性の高い教育を提供しています。

2023年度には**全国初の「恐竜学部」**を新設し、自然科学系教育のフィールドをさらに広げました。


経済学部

特徴

地域経済・経営・データ分析などを学び、地元の課題を科学的に解決できる人材を育成。フィールドワークや地域企業との連携授業が豊富です。

雰囲気

地元志向で就職意識が高く、現実的な将来設計を持つ学生が多い。公務員志望者や資格取得希望者も多数。

主な進路

  • 一般企業(営業・経理・企画)
  • 金融・流通・自治体(行政職)
  • 大学院進学

看護福祉学部

特徴

看護学科・社会福祉学科の2学科制。医療・福祉の現場を支える人材を、国家資格取得と豊富な実習で実践的に育てます。

雰囲気

思いやりと責任感を兼ね備えた学生が多く、グループワークや実習も協力的。医療・福祉に誠実に向き合う雰囲気です。

主な進路

  • 看護師/保健師/社会福祉士
  • 医療・福祉施設、自治体の福祉職
  • 医療系大学院など

生物資源学部

特徴

農業・生命・環境・食品科学を中心に、持続可能な社会を支える応用生命科学を学びます。ラボでの研究や現場実習が豊富。

雰囲気

理系でありながら、地域・自然・食への関心が高いおだやかな学生が多い。探究心と継続力に優れたタイプが多いです。

主な進路

  • 食品・農業・環境・製薬系企業
  • 公務員(農政・技術職)/研究職
  • 大学院進学

海洋生物資源学部(小浜キャンパス)

特徴

海洋生態・水産資源・養殖・食品加工など、海の持続可能な利用を科学的に探求する学部。日本海の自然を活かした実習が充実しています。

雰囲気

自然と海に親しみ、現場フィールドに強い関心をもつ学生が中心。地元漁業や地域産業との結びつきも強いです。

主な進路

  • 水産・食品メーカー/水族館/研究機関
  • 公務員(農林水産職)/水産教育機関
  • 大学院進学

恐竜学部(勝山キャンパス)

特徴

2023年設置の日本初「恐竜学部」。古生物学・地質学・進化生物学などを学び、恐竜研究と科学教育・観光・地域振興を結びつける新分野

福井県立恐竜博物館との連携が強く、フィールドワーク・発掘調査・展示企画など実地経験が豊富です。

雰囲気

好奇心旺盛で恐竜や化石に強い関心をもつ学生が多い。研究熱心かつプレゼン能力・発信力も重視される雰囲気です。

主な進路

  • 博物館・教育・観光業(展示企画・学芸員)
  • 地質調査・研究職/大学院進学
  • 地域振興関連団体(観光・行政)

まとめ|多彩な学問で「地域・未来・いのち」を支える大学

福井県立大学は、

  • 経済・看護福祉・農食・海洋・恐竜といった実学的な分野を通じて、
  • 社会と地域の課題に向き合う行動する人材を育てる大学です。

「子どもには社会に役立つ力を身につけてほしい」
「専門性と実践力を兼ね備えたキャリアを歩んでほしい」
そんな保護者にとって、福井県立大学は地に足のついた成長を支えてくれる大学といえるでしょう。

地域を深く知り、世界を広く見つめる――その学びを福井で。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。