“地域医療と先進医療の両輪で支える”福島の医療系公立大学
福島県立医科大学とは?
福島県立医科大学は、福島市に本部を置く公立医科大学で、地域医療・災害医療・先進医療の三本柱を掲げ、専門職の育成に力を入れています。
2025年度現在、医学部・看護学部・保健科学部の3学部体制で、医師・看護師・リハビリ系職種など幅広い医療人材を養成しています。
学部紹介【全3学部】
医学部
特徴:6年制。基礎医学・臨床医学に加え、地域医療・災害医療を重視したカリキュラム。1年次から臨床体験を導入。
進路例:研修医→専門医、大学院進学、行政医、公衆衛生など
雰囲気:使命感をもつ学生が多く、地域志向と勉学への意欲が高い。
看護学部
特徴:4年制。看護師国家試験に対応し、保健師課程(選抜制)も設置。チーム医療・在宅医療への対応も重視。
進路例:病院看護師、訪問看護、保健師(行政職)、進学など
雰囲気:人に寄り添う気持ちが強く、地元に貢献したい学生が中心。
保健科学部
学科構成:理学療法学科・作業療法学科・臨床検査学科
特徴:理学療法士・作業療法士・臨床検査技師の国家資格取得を目指し、チーム医療の一員として即戦力となる実践力を育てる。
進路例:病院、リハビリ施設、検査センター、保健機関、研究機関など
雰囲気:医療現場での役割を深く理解し、実習に意欲的な学生が多い。
就職傾向と支援体制
- 国家試験合格率:すべての学部で全国平均を上回る高水準
- 主な就職先:福島県立医科大学附属病院、県内外の病院、医療研究機関、公務員など
- 支援体制:キャリア支援室による進路相談、模擬面接、就職ガイダンス、国家試験対策講座が充実
- 地域枠制度:地域医療への貢献を前提とした奨学金・特別枠入試制度あり
よくある保護者の質問
Q. 医療系の国家資格合格率は安心できますか?
→ 各学部とも試験対策が充実しており、合格率は全国トップクラスです。
Q. 地元で働けるチャンスは?
→ 福島県内の病院や施設とのつながりが深く、地元就職に強い大学です。
Q. 医学部は費用が高いのでは?
→ 私立よりもはるかに安く、地域枠を利用すれば奨学金制度も整っています。
まとめ|“専門力と人間力を備えた医療人”を福島から
福島県立医科大学は、医療職を志す学生にとって、確かな教育と手厚い支援を兼ね備えた公立大学です。
「地元で人の役に立つ仕事をしてほしい」「資格を活かした安定した進路を歩んでほしい」と願うご家庭にとって、信頼できる進学先といえるでしょう。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。