【親のための北海道教育大学ガイド】全5キャンパスの特色と教育系進路をやさしく解説

“道内最大規模の教員養成大学”が、なぜ信頼されるのか?


北海道教育大学とは?

北海道教育大学(通称:北教大)は、教員養成に特化した国立大学として全国でも有数の規模を誇り、北海道内の5都市にキャンパスを展開しています(札幌・旭川・函館・釧路・岩見沢)。
各キャンパスごとに特色のある教育課程を持ち、地域教育に根差した人材育成が行われています。

学生は全体的にまじめで落ち着いており、「地域の教育に貢献したい」「先生になりたい」という思いを持った実直なタイプが中心です。


学部・キャンパス構成

北海道教育大学は、「教育学部」の単一学部制ですが、以下の5キャンパスに分かれ、各地域の特性に応じた課程・専攻・コースが設置されています。

◉ 札幌校(本部)

  • 小学校・中学校教員養成が中心
  • 特別支援教育や教育心理にも強みあり
  • 学生の雰囲気:ややアカデミックで落ち着いた印象。地元出身者多数。

◉ 旭川校

  • 小・中・高に対応した教科専門型の教員養成課程
  • 理科教育・自然科学に強み
  • 学生の雰囲気:素朴で探究心のあるタイプ。自然が好きな学生が多い。

◉ 函館校

  • 英語・国際理解教育、地域社会との連携に力を入れている
  • 小・中の複数教科免許取得にも対応
  • 学生の雰囲気:柔らかく多文化に関心のある学生が目立つ。

◉ 釧路校

  • 少人数での教育実践が特徴。地域教育・学校マネジメントに注力
  • 自然・環境教育、ICT活用教育にも強み
  • 学生の雰囲気:親しみやすく、地域志向が強い。

◉ 岩見沢校

  • 芸術・スポーツ系教育に特化。美術・音楽・保健体育の教員養成に対応
  • 地域芸術活動や競技力育成と教育の両立を支援
  • 学生の雰囲気:表現力豊かで個性的。協調性を大切にする学生が多い。

就職傾向と実績

  • 教員採用試験合格者数は全国トップクラス
     → 特に北海道内の公立小中学校教員の多くが北教大出身
  • 教育委員会・市町村行政・福祉分野にも進出
  • 近年は私立学校、一般企業、大学院進学も選択肢に

よくある保護者の質問

Q. 先生になれますか?
→ 高い教員就職率を誇ります。複数教科免許の取得も可能で、教育現場で即戦力となる力を養えます。

Q. 学生の雰囲気は?
→ どのキャンパスもまじめで穏やかな学生が多く、教育への情熱を持ったタイプが目立ちます。

Q. 北海道内での就職は?
→ 圧倒的に道内就職が多く、各地域の教育に根付いた進路が選ばれています。


まとめ|“地元で教育に携わる力をつけたい子”にぴったりの大学

北海道教育大学は、地域教育の担い手を育てる拠点として、道内外から高く評価される国立大学です。
「子どもと向き合える力を育ててほしい」「地域社会に貢献する人になってほしい」と願うご家庭にとって、安心して送り出せる進学先です。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

国立大学法人 北海道教育大学
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