【親のための岩手大学ガイド】全4学部の特徴・雰囲気・就職をやさしく解説

地域とともに歩む、東北の中核国立大学とは?


岩手大学とは?

岩手大学は、岩手県盛岡市に本部を置く国立大学で、理系・実学系に強い5つの学部を持ちます。教育・農業・工学・理学・人文社会といった地域や社会に密着した学びに特化しており、「地域創生」や「自然との共生」など、東北ならではのテーマに力を入れています。

学生はまじめで穏やかな人が多く、地元志向の学生だけでなく、全国から落ち着いた学びの場を求めて進学する学生にも支持されています。


人文社会科学部|人と社会を見つめ、地域を支える知へ

学びの特徴:法律・経済・教育社会・国際文化など多様な視点から、地域や社会の課題を分析・提案する力を育てます。実習や地域調査も重視。

学生の雰囲気:堅実で落ち着いた学生が多く、地域や教育・福祉分野に関心のあるタイプが目立ちます。


教育学部|“実践力ある教師”の育成を目指す学び

学びの特徴:小中高の教員養成を軸に、教育心理・特別支援教育・生涯教育など幅広くカバー。現場との接続が強いカリキュラムです。

学生の雰囲気:穏やかで面倒見のよい学生が多く、教員志望が中心。協調性があり、実直な学びが好まれます。


理工学部|“地域と未来を支える理系力”を育む

学びの特徴:物理・化学・数学・電気電子・社会基盤・応用情報などを網羅。工学と理学を統合した応用力重視の教育が特色。

学生の雰囲気:探究心が強くコツコツ型。将来のものづくり・地域インフラを支えたいという志のある学生が多いです。


農学部|“食・環境・生命”をテーマに地域とつながる学び

学びの特徴:農業経済・動植物科学・森林・バイオ・環境共生など、多様な分野で実践的に学べる。農場・演習林での実習も豊富。

学生の雰囲気:自然や生き物が好きで素朴な学生が多く、地域や環境問題への関心も高め。地元志向が強い傾向。



よくある保護者の質問

Q. 岩手大学の学生の雰囲気は?
→ 落ち着いていて真面目。地元出身が多いですが、全国からの進学者も多く、素朴で協調性のあるタイプが中心です。

Q. 就職には強い?
→ 教員、公務員、地元企業、JA、研究職などに強く、特に教育・農業・インフラ関連では東北トップクラスの実績があります。

Q. 盛岡での学生生活は?
→ コンパクトな街で暮らしやすく、物価も抑えめ。自然と都市機能のバランスがよく、安心感のある環境です。


まとめ|“まじめに社会で役立ちたい子”に最適な大学

岩手大学は、地方国立大学の中でも特に「地域とともに生きる力」「実践力」「誠実さ」を重視した教育を行っています。人の役に立ちたい、おだやかに成長したいというお子さんにとって、岩手大学は信頼できる選択肢です。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。