【親のための東京学芸大学ガイド】教育のプロを育てる国立の教員養成大学

東京学芸大学とは?

東京学芸大学は、東京都小金井市にキャンパスを構える教員養成に特化した国立大学です。
全国でも有数の教員就職率を誇り、小学校・中学校・高校・特別支援学校の教員をめざす学生が集まる「教育のプロを育てる大学」として知られています。

「知・徳・体のバランス」「現場対応力」「教育への情熱」を育てる教育が特徴で、保護者からの信頼も厚い大学です。


教育学部(1学部制・複数専攻)

特徴

学部はひとつですが、以下のように専攻やコースが分かれており、将来の教員種別や専門分野に応じた学びが可能です。

  • 小学校教育専攻
  • 中等教育専攻(国語・数学・英語・理科・社会・芸術など)
  • 特別支援教育専攻
  • 教育支援課程(心理、教育基礎、国際教育など)

実習・演習が充実しており、現場経験を重ねながら即戦力としての教員を育てます。


雰囲気

  • 教育への意識が高く、まじめで温かい雰囲気
  • クラス制・ゼミ制があり、仲間と励まし合う文化が根付いています
  • 他大学と比べても、教員志望が非常に明確な学生が多い点が特長です

主な進路

  • 小学校教諭、中学校・高校教諭(各教科)
  • 特別支援学校教諭
  • 教育委員会・公務員(教育行政)
  • 大学院進学・教育研究職
  • 一般企業(教育サービス・出版・人事部門など)

※教員採用試験の合格率・現場定着率ともに全国屈指です。


就職とキャリア支援体制

  • 教員採用試験に特化した講座・模擬授業・模擬面接が充実
  • 教員以外の進路(教育関連企業など)にも柔軟に対応
  • 現場教員や卒業生によるメンタリング制度あり
  • 教育実習・教育ボランティアのサポート体制も強力

まとめ|“教える力と人間力”を育てる国立の教員養成大学

東京学芸大学は、「将来、子どもたちの成長を支える教員になりたい」という明確な志を持つ学生を全力で育てる大学です。

「娘・息子には安定した職業と、社会貢献できる仕事を」と考える保護者にとって、これ以上ない進学先といえるでしょう。
教育現場の最前線で活躍するための力を、4年間でしっかりと身につけられる環境がここにはあります。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。