【親向け】東京海洋大学の学び・雰囲気・就職をやさしく紹介!海とともに未来を切り拓く国立海洋系大学

親:東京海洋大学って、水産大学校とは違うの?
子:うん、東京海洋大学は“海の国立大学”で、水産だけじゃなくて船・環境・バイオ・資源まで幅広く学べるんだよ。
親:へぇ、海に関する仕事って将来性もありそうね。

東京海洋大学とは?

東京海洋大学は、日本で唯一の「海洋系に特化した国立大学」として、東京・品川と越中島にキャンパスを構える理系大学です。前身は東京商船大学と東京水産大学で、海洋に関わるあらゆる分野――生命・工学・資源・環境を統合的に学べる専門性の高さが特長です。

「海を知り、海を守り、海を活かす」という理念のもと、持続可能な社会を支える知識と技術を身につけた人材を育てています。就職率も高く、官公庁やインフラ、食品、物流など幅広い分野での活躍が期待されています。

海洋生命科学部

特徴

  • 魚類・水産・食品・バイオ・微生物など“海のいのち”に関わる学びを実践的に展開
  • 水産資源の保全から水産物の利用・安全管理まで、現場に即した学問体系
  • 陸上だけでなく、海上実習・養殖施設・実験設備も豊富

主な進路

食品・水産関連企業/研究機関/地方自治体/農林水産省/大学院進学 など

海洋工学部

特徴

  • 船舶・エンジン・航海・海洋エネルギー・港湾インフラなどを扱う理工学系学部
  • 海技士取得や乗船実習が可能で、実際に船で海を渡る経験もあり
  • 海洋機械・電気・情報の融合的な技術者を育成

主な進路

海運・造船業界/海洋インフラ企業/物流・交通関連/国土交通省・海上保安庁/技術系公務員 など

海洋資源環境学部

特徴

  • 海洋環境保全・海底資源・気候変動・沿岸防災など、地球規模の課題に取り組む学部
  • 環境分析・資源探査・データ解析など、多様な理系スキルを習得
  • SDGsや国際協力にもつながるグローバルな視野を重視

主な進路

環境コンサル/インフラ企業/再生可能エネルギー関連/研究機関/大学院進学 など

就職とキャリア支援体制

  • 官公庁や海洋関連業界に強い専門的キャリアサポート
  • インターンシップ・研究プロジェクト・実習航海などの実践機会が豊富
  • 就職率は全国の国立大学でも高水準、理系職や技術系公務員に強い実績
  • 大学院進学や研究職への進路希望者への支援も充実

“海”という専門性を活かしながら、安定性・将来性のある就職先が多いのが大きな特長です。

まとめ|“海を学び、海で生きる”未来型の理工系大学

東京海洋大学は、

  • 海洋生命科学部で「海のいのちを活かす力」
  • 海洋工学部で「海を動かす技術力」
  • 海洋資源環境学部で「海を守り資源を活かす力」

を育てる大学です。

「子どもには地球規模で活躍できる専門力を持ってほしい」
「安定した理系職に就いて、将来性ある分野で生きてほしい」

そんな保護者にとって、東京海洋大学は“実践力・就職力・専門性”の三拍子がそろった安心の国立大学です。

未来を変える力は、海の学びから。
その第一歩を、東京海洋大学で。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。