【親のための鶴見大学ガイド】全2学部の特徴・雰囲気・就職をやさしく解説

鶴見大学とは?

鶴見大学は、神奈川県横浜市鶴見区にある仏教精神に基づく私立大学です。
現在は文学部と歯学部の2学部体制で、リベラルアーツから医療専門職まで幅広い人材を育成しています。

特に歯学部は全国的にも歴史と実績のある私立歯科大学で、附属病院との連携教育、国家試験対策の手厚さ、就職実績の高さが評価されています。
また、文学部は司書・教員・編集・教育職などへの就職支援が充実しており、少人数制のきめ細かな教育に定評があります。


文学部

特徴

3つの専攻(日本文学、英語英米文学、文化財学)を中心に、言語・文化・歴史・宗教・教育など、人文の本質を深く学べる学部です。
図書館司書・博物館学芸員・中高の教員免許(国語・英語)などの資格取得も可能で、文化と教育に携わる進路に強いのが特長です。

雰囲気

読書や歴史が好きで、思慮深く落ち着いた学生が多め。
穏やかな環境で、じっくりと学問と向き合いたいタイプに向いています。

主な進路

  • 中学・高校教員(国語・英語)
  • 図書館司書、学芸員、出版・編集
  • 一般企業(人事・企画・広報など)
  • 大学院進学(文学・教育学など)

歯学部

特徴

6年制の歯科医師養成課程。1年次から基礎・臨床を段階的に学び、附属病院での豊富な実習少人数制の徹底指導が魅力です。
国家試験対策も万全で、学習支援・進路指導がきめ細かく、毎年多くの学生が歯科医師国家試験に合格しています。

雰囲気

医療職を目指す真剣な学生が多く、仲間と支え合いながら努力する文化が根付いています。
親元から通学する学生も多く、落ち着いた雰囲気です。

主な進路

  • 歯科医師(開業医、総合病院、歯科医院)
  • 歯科大学附属病院、研修医・臨床研修
  • 大学院進学(口腔外科・歯科保存学など)
  • 歯科関連の研究職・教育職

就職とキャリア支援体制

  • 文学部では教員・司書・学芸員・編集系に強い就職支援を展開
  • 歯学部では国家試験対策室・臨床研修支援体制が整備され、卒業後も万全のフォロー
  • 就職ガイダンス、模擬面接、履歴書添削など個別対応の就職支援が手厚い
  • 少人数大学ならではの教員との距離の近さと丁寧な進路相談が魅力

まとめ|“人に寄り添い、専門性を磨く”私立大学

鶴見大学は、文学と歯学という異なる2つの学問領域で、「人に寄り添う力」と「専門職としての実力」を丁寧に育てる大学です。
「教育職や文化に関わる道に進んでほしい」「医療の現場で確かな職能を発揮してほしい」と願う保護者にとって、
安心して送り出せる進学先といえるでしょう。

真摯に学び、じっくり力をつけたい学生にぴったりの大学です。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。