“働く人の命と健康”を守る医療専門職を育てる大学
親：産業医科大学って、ちょっと聞きなれないけど、どんな大学なの？
子：ここは「働く人＝労働者の健康」を守るための医療を専門にした大学なんだよ。医師や看護・リハビリの専門職を育てているんだ。
親：なるほど。これからの時代にすごく大切な分野だね。
産業医科大学とは？
産業医科大学は、福岡県北九州市にある私立医療系大学で、「産業医」養成を目的に1978年に設立されました。
“働く人の健康を守る”ことをテーマに、一般的な臨床医療に加え、職場の健康管理・予防医療・公衆衛生にも力を入れています。
医学部と産業保健学部の2学部構成で、医師・看護師・リハビリ専門職など、医療の現場を支える人材を育成しています。
医学部
特徴
- 医師免許の取得を目指すカリキュラムに加え、「産業医」としての教育が組み込まれている
- 一般診療の知識・技術に加え、労働衛生・予防医学・メンタルヘルスなどを深く学ぶ
- 臨床実習やシミュレーション教育が充実し、実践的な医師教育に強みがある
主な進路
- 産業医（企業所属の医師）／病院勤務医／大学院・研究機関／公衆衛生関連機関
産業保健学部
特徴
- 看護・理学療法・作業療法・産業保健指導などを専門的に学べる医療系学部
- 国家資格（看護師・保健師・理学療法士・作業療法士）取得を前提とした実践的な教育
- 病院実習に加えて、職場での健康支援・予防医療にも重点を置いている
主な進路
- 総合病院・大学病院・リハビリ施設などの医療機関
- 企業の健康管理部門（産業看護師・産業リハビリ職）
- 地方自治体・保健所・福祉施設など公的分野
就職・資格支援体制
- 国家試験対策講座・個別指導・模試など、合格に向けた万全の体制
- 医療・福祉・企業・行政など、多様な進路に対応した進路相談が可能
- 卒業生ネットワークと医療機関との連携により、高い就職率と安定性を確保
学びの雰囲気と大学の特色
- 少人数教育が徹底され、教員との距離が近く、手厚いサポートが受けられる
- 臨床現場に直結した実習が豊富で、学生の実践力が高い
- 全国から医療職を志す学生が集まり、真面目で温かい学風が特徴
まとめ｜“医療×働く人”に特化した日本唯一の専門大学
産業医科大学は、
医学部で「医療と産業現場をつなぐ医師」を、
産業保健学部で「人の健康と生活を支える医療専門職」を育てる大学です。
- 「子どもには国家資格を取って、医療や福祉の分野で安定した職についてほしい」
- 「社会の中で、誰かの健康を守る力を持って活躍してほしい」
そんな保護者の思いに応える、“医療と働く社会”を支える実学重視の大学です。
働く人の命を守るための、確かな知識とやさしさが育つ6年間・4年間がここにあります。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
