親:山口県立大学って、どんな特徴があるの?
子:福祉・国際・栄養や看護といった「人を支える」分野に特化した公立大学だよ。地域と連携しながら、実践力を育てる学びが中心なんだ。
親:現場で役立つ力がつきそうね。県立だから学費も比較的安心だし、就職にもつながりやすそう。
山口県立大学とは?
山口県立大学は、山口市にある公立大学で、「地域と世界に貢献する人材の育成」を教育理念に掲げています。
地域密着型の教育と、グローバルな視野を養うカリキュラムが共存しており、学生一人ひとりに丁寧に向き合う少人数制教育が特長です。
現在は3つの学部(国際文化学部・社会福祉学部・看護栄養学部)を展開し、すべての学部で実践力・人間力・専門性をバランスよく育てる取り組みを行っています。
国際文化学部
特徴
- 多文化共生・国際協力・言語・文化を実践的に学ぶ学際的カリキュラム
- 英語を中心とした語学教育と、地域・海外でのフィールドワークが充実
- 留学や国際交流プログラム、自治体との協働活動も積極的に推進
主な進路
- 公務員(国際・観光・地域振興分野)/一般企業(貿易・商社・教育・旅行業など)/国際協力NGO/大学院進学 など
社会福祉学部
特徴
- 社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格取得に対応した専門教育
- 地域包括ケアや多職種連携を見据えたチーム支援力を養成
- 実習重視のカリキュラムと地域福祉団体との協働で、現場力を徹底的に鍛える
主な進路
- 福祉施設/医療機関/自治体(福祉職公務員)/社会福祉協議会/大学院進学 など
看護栄養学部
特徴
- 「看護学」と「栄養学」を統合し、保健・医療・福祉・食の分野で幅広く活躍できる人材を育成
- 看護師・保健師・管理栄養士などの国家資格に対応した専門教育
- 地域の病院・保健所・学校との連携による実習や体験活動が豊富
- 栄養と医療の視点を統合し、チーム医療・地域包括ケアに対応可能な力を養成
主な進路
- 看護師/保健師/管理栄養士/医療・福祉施設/行政(保健部門)/学校栄養指導/大学院進学 など
就職とキャリア支援体制
- 各学部ごとに専門職就職を意識した個別指導・進路支援体制を整備
- 国家試験対策講座や模擬試験、面接練習など合格・就職に直結するサポートが充実
- 地元自治体・病院・福祉団体との連携による求人情報の提供も積極的
- 地域社会との接点を大切にしながら、全国・国際的な就職にも対応
まとめ|「人と社会に寄り添い、支える力」を育てる実践型大学
山口県立大学は、
国際文化学部で「多文化理解と発信力」、
社会福祉学部で「人に寄り添う支援力」、
看護栄養学部で「命と健康を支える専門力」
を育む大学です。
いずれの学部でも、実習や現場体験を通じて社会に貢献できる力を身につけることができ、
「確かな資格」「地域とのつながり」「人を支える仕事」へとつながる進路が広がっています。
子どもに“人の役に立てる力”をつけてほしい――そんな保護者の思いに応える大学です。
山口から、社会を支える力を。山口県立大学で。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。