学習院大学経済学部のリアル|“育ちの良さ”と“堅実な知性”が交差する4年間

学習院大学経済学部ではどんなことを学ぶの?

母:経済学部って、数字が多くて大変なんじゃない?
子:たしかにミクロ経済学とかは数式が出てくるけど、ちゃんと理論に沿っていて面白いのよ。初めは戸惑ったけど慣れれば大丈夫だった。
母:そうなのね。高校のときは数学、得意って感じじゃなかったけど…。
子:でも学習院は少人数で授業が進むし、先生方も丁寧に見てくださるの。わからないことも質問しやすい雰囲気だったから安心できた。
母:静かにしっかり学べるって、あなたに合ってたのかもね。
子:そう思う。派手さはないけど、“じっくり考える力”がすごく養われた気がする。

ゼミ・課外活動・資格|“落ち着いた知性”で積み重ねた学び

母:ゼミではどんなことを研究してたの?
子:公共経済のゼミで、福祉政策と税制度の関係を扱っていたの。特に子育て支援策と社会保障の仕組みに興味があって。
母:社会的なテーマね。難しそうじゃなかった?
子:難しかったけど、現実の制度と結びつけて考えるのは新鮮だったわ。数字もロジックも使うし、バランス感覚が問われる分野だった。
母:たしかに、実生活にも関わるテーマよね。
子:そう。だからこそ、表面的な理解じゃなくて“意味を掘り下げる”って姿勢が自然と身についたかも。

目白キャンパスと休日の過ごし方

母:学習院の目白キャンパスって、やっぱり落ち着いてるの?
子:すごく。池袋が近いのに、あの敷地に入ると空気が変わる感じ。緑も多くて静かで、まるで別世界みたいだったよ。
母:なんだか“学び舎”って雰囲気よね。
子:うん、静かに本を読んだり、友達とゆっくり話したり。私たちはあまり大騒ぎするタイプじゃなかったから、すごく居心地が良かった。
母:休日はどんなふうに過ごしてたの?
子:美術館に行ったり、紅茶のお店を巡ったり。のんびりした時間を大事にする感じかな。

就職活動と進路|“安定感のある選択”を自分らしく

母:就活は順調だったの?
子:うん、早めに動いてたから落ち着いて進められた。最終的には都銀の総合職に内定したの。
母:すごいじゃない。経済学部の学びが活きたのね。
子:そうだね。数字を扱う力もそうだけど、「丁寧に考える姿勢」が評価されたのが嬉しかった。
母:たしかに、あなたらしいわね。派手さじゃなくて“信頼される存在”って感じ。
子:ありがとう。周りを支える立場で、自分らしく働けそうな職場を選べたと思ってる。

学習院大学経済学部の学生の雰囲気

母:学部にはどんな学生が多かったの?
子:落ち着いた子が多いかな。みんな品があるというか、“ちゃんとしてる子たち”って感じだった。
母:いわゆる“お嬢様”っぽい雰囲気の子も多い?
子:いるいる。でも変に気取ってないし、自然体で礼儀正しい子が多いからすごく過ごしやすかった。
母:あなたもその中で自然になじんでたわよね。
子:うん、がつがつ競い合う感じじゃないから、自分のペースで学べたのが一番ありがたかったかな。

一番の思い出|“派手じゃなくても伝わった”プレゼンの瞬間

母:大学生活で一番印象に残ってることってなに?
子:ゼミの最終発表かな。派手なスライドとかは使わなかったけど、論理を丁寧に積み上げて伝えることに集中したの。
母:それって緊張しなかった?
子:すごくした。でも、発表後に先生から「わかりやすくて説得力があった」って言われて、本当にほっとしたの。
母:内容で勝負できたってことね。
子:うん。静かでもちゃんと伝わるって実感できたのが、大きな自信になったよ。

受験生の親へのメッセージ|“品があって落ち着いた子”にこそ合う場所

母:最後に、受験生の親御さんに伝えたいことはある?
子:「うちの子は派手さはないけど、真面目で丁寧な子なんです」っていう親御さんに、学習院はすごくおすすめです。
母:どういうところが特に?
子:落ち着いた環境で、無理せず自分のペースで成長できるところ。経済学部も少人数で、地に足のついた学びができる。
母:それがあなたの成長にもつながったのね。
子:学習院は、“育ちのよさ”をちゃんと活かせる大学だと思います。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

参考

コメント