「“人を支える看護”って、どうやって学ぶの?」
親: 看護学部って、注射や検温の練習ばかりするの?
子: もちろん実技も大事だけど、看護って**“命”や“生き方”に寄り添う学問**なんだよ。上武大学の看護学部では、技術はもちろん、「人を理解し、寄り添い、考え続ける力」を育てることを大切にしているんだ。
親: 看護師って厳しい仕事だし、学ぶのも大変なんでしょう?
子: 確かに簡単じゃない。でもここでは、1年次から段階的に実践力を養うカリキュラムが組まれていて、教員もすごく親身になってサポートしてくれるんだよ。学生の9割以上が「成長を感じられる4年間だった」って答えてるんだって。
学びの特徴|人間理解・実践・地域連携を柱にした「生きた看護教育」
● 「人間理解」に根ざした看護学
- 心理学・倫理学・社会学などを通じて「人を全体として理解する力」を養う
- 高齢者・小児・精神・終末期など、多様な対象へのケアを段階的に学ぶ
- “目の前の人の生活”を大切にする看護観を育てる
● 地域医療と連携した現場密着型の学び
- 群馬県・埼玉県の医療機関と多数の実習提携
- 地域包括ケア、在宅看護、訪問看護などにも対応
- 災害看護や公衆衛生看護など社会課題に即した学びも重視
● 看護実践力を鍛える4年間のステップアップ型カリキュラム
- 「見る・考える・動く」をくり返す中で、判断力と行動力を育成
- シミュレーション演習+フィールド実習の往復で実践力アップ
- 学外実習は大学病院から地域医療まで、バランスよく配置
年次ごとの学び|経験を積み重ねる“臨床直結”型カリキュラム
● 1年次|基礎から“看護の心”を学ぶ
- 看護学入門/人体の構造と機能/基礎医学/医療英語
- コミュニケーション演習、ベッドメイキング、体位交換など基本技術の習得
- 地域の健康づくりイベントへの参加で“現場を知る”初体験
● 2年次|専門的知識と初の学外実習へ
- 成人看護/老年看護/小児・母性看護/精神看護の導入
- 模擬病棟での事例演習+多職種連携シミュレーション
- 初の病院実習(見学・簡単なケア補助)で“患者に触れる”経験
● 3年次|応用力と臨床判断力を磨く
- 高度な看護技術演習/リスク管理/急性期・慢性期ケアの実践
- 小児科・精神科・手術室など各領域での専門実習を経験
- ケーススタディ発表で“考える力・伝える力”を強化
● 4年次|卒業研究と国家試験・進路決定
- 在宅・訪問看護実習/看取り・終末期看護の現場体験
- 卒業研究(例:認知症ケアの家族支援、訪問看護の課題など)
- 国家試験対策講座・模擬試験・小テストを集中的に実施
- 一人ひとりに合った就職指導・面接対策も手厚く実施
実習・施設環境|“学内で現場を再現する”ハイレベルな教育設備
- シミュレーションルーム(模擬病室・観察カメラ・救命シミュレータあり)
- 母子ケアルーム、精神看護ケアルームなど専門室も完備
- AED訓練・災害時対応演習など、危機対応力を鍛える機会も
- 電子カルテ・多職種連携ツールの活用練習もあり
学生の雰囲気|真面目で粘り強く、支え合う“チーム型”の文化
- 医療への使命感と志を持った学生が多い
- 実習や課題で大変でも、仲間と励まし合う風土
- 出身は群馬・埼玉・長野・栃木など関東近県が中心
- 男女ともに在籍し、共に学ぶ協働意識が高い
国家資格と進路|「人を支える専門職」としての未来を築く
● 国家資格合格実績(2023年度実績)
- 看護師国家試験 合格率:全国平均を上回る90%以上
- 保健師国家試験(選抜制)も高合格率を維持
● 主な進路先
- 総合病院(大学病院・県立病院・民間医療機関)
- 訪問看護ステーション・地域包括支援センター
- 保健所・市町村保健課など公衆衛生分野
- 看護系大学院への進学(助産師課程含む)
- 地元志向の学生が多く、群馬県内の医療機関で活躍中
● キャリア支援体制
- 担任+キャリア支援センターによるWサポート
- 模擬面接・病院説明会・看護職向け就職フェア開催
- 卒業生による進路相談会も人気
保護者の方へ|どんな子に向いている?
- 人のために働くことに喜びを感じられる子
- コツコツと積み重ねるのが得意な子
- 命に向き合う責任を受け止められる子
- 地元で医療職として長く活躍したいと思っている子
- 他人の話を聴き、思いやりを持てる子
子: 看護って、ただ「手を動かす」だけじゃなくて、「その人の人生に寄り添う」ことなんだ。
親: 医療って、人を救うだけじゃなく、“支える”という優しさも必要なのね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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