“いのち”の仕組みを科学し、社会に活かす応用力を育てる4年間
親： 「生物生命学部」って聞くと、なんだか難しそうだけど、実際にはどんなことを学ぶの？
子： 一言でいえば「生命の不思議やしくみを科学して、それを医療や環境、食品の現場で活かす力を身につける」学部だよ。崇城大学では実験・研究・現場体験を通して、生命科学の知識を“社会に役立てる力”に変えていくんだ。
親： 医療とか環境とか、分野が広いのね。でも理系の勉強って、ついていけるか心配だわ。
子： 大丈夫。少人数制で実験も多くて、先生との距離が近いから、わからないことがすぐ相談できるよ。特に崇城は“実験中心の教育”で、体で覚える学び方を重視してるんだ。
学部の特徴｜「生命現象」を理解し、社会に応用する“実験重視”の学び
● バイオサイエンスの基礎から最先端まで学べる
・遺伝子工学、分子生物学、細胞工学、生化学、微生物学などを系統的に学習
・医療・創薬・食品・農業・環境など、バイオの応用分野を幅広くカバー
● 実験・研究中心のカリキュラムで“体験しながら理解”
・1年次から週2〜3回のラボ実習あり
・DNA抽出、PCR、細胞培養、タンパク質分析など、実験機器を自分で操作しながら技術を習得
・研究室での卒業研究はもちろん、学会発表や論文執筆にも挑戦可能
● 医療・食品・環境分野に直結した“実社会とつながる”学び
・製薬会社、食品メーカー、検査機関、研究所などでのインターン・見学実習あり
・大学内には、医薬品・食品開発を支援する専門設備も整っており、企業との共同研究も実施中
● 少人数制で“研究者マインド”を育成
・ゼミや研究室活動では、教員が一人ひとりの研究に丁寧に寄り添う
・理系でもコミュニケーション力・プレゼン力を育てる授業あり
学びのステップ｜1年次から実験→応用→研究へと深める4年間
● 1年次：生命科学の基礎＋実験技術の習得
・化学・生物・物理の基礎に加え、生命科学入門を履修
・DNA抽出や顕微鏡観察などの基本実験を繰り返しながら、“研究の作法”を学ぶ
● 2年次：バイオ技術と応用分野を広く体験
・細胞工学、微生物学、分子生物学、環境科学、医薬バイオ、食品バイオなど
・食品発酵や環境浄化実験など、「使える技術」を意識した学びが増える
● 3年次：研究室配属＋専門演習スタート
・興味のある分野の研究室に入り、卒業研究に向けて本格始動
・細胞再生医療、遺伝子改変、天然物由来の薬効成分探索など、多様なテーマに挑戦
・学外インターンや学会発表も可能
● 4年次：卒業研究で“生命科学のプロセス”を実体験
・研究テーマを自分で設定し、仮説→実験→分析→報告のサイクルを回す
・卒論提出＋研究発表会で4年間の集大成
・大学院進学希望者には研究計画書・英語論文指導も実施
実践例｜バイオの力を“社会の課題解決”に活かす研究
・阿蘇地域の植物由来成分を用いた抗菌作用の探索研究
・食品廃棄物を利用した微生物発酵によるバイオ燃料生成実験
・抗がん作用をもつ天然化合物の構造解析と合成
・土壌微生物の多様性調査と農業応用の可能性
・PCR技術を用いた病原菌の迅速検出法の開発
・地域企業と連携した健康食品開発プロジェクト
学生の雰囲気｜“理系だけど人間味あり”まじめで協力的な学生が多い
・動物・植物・遺伝子など、「生命」に強い興味がある学生が多い
・勉強熱心でコツコツ型。実験での失敗も楽しみながら向き合えるタイプ
・将来の夢は研究者・検査技師・食品開発・医薬品開発など多彩
・実験中心の生活の中で、協力・相談・議論の文化が育っている
就職・進路｜バイオの知識と技術を武器に、医療・食品・環境分野で活躍
● 主な進路先
・製薬・医薬品会社（研究・品質管理・開発部門など）
・食品メーカー・化粧品メーカー・健康食品開発企業
・環境調査会社・バイオベンチャー・公的研究機関
・臨床検査センター、病院検査部（※必要資格を取得）
・大学院進学（生命科学・医科学・環境学など）
● 資格・支援体制
・バイオ技術者認定試験、危険物取扱者、毒物劇物取扱責任者などに対応
・インターン先・研究室指導教員からの推薦も手厚く、企業就職に強い
・大学院進学者も多数で、研究職を目指す環境が整っている
保護者の方へ｜こんなお子さんにおすすめです
・生き物や体の仕組みに興味があり、理系に進みたい子
・将来は医療・食品・環境など、人の健康や地球に役立つ仕事がしたい子
・コツコツと実験や観察を続けられる子
・研究職にも興味があり、自分で考えて行動するのが好きな子
・熊本や地元での就職も考えつつ、専門性を持ちたい子
子： 実験が中心の毎日だけど、自分の手で何かを見つけるって本当にワクワクする。ここでの学びは、“いのちと向き合う力”そのものだよ。
親： バイオって難しそうだけど、医療や食品にもつながる実践的な学びなら、将来の選択肢も広がるわね。安心して応援できそう。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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