「立川看護学部」って？“いのちの最前線”で動ける看護師を育てる場所
親： 「立川看護学部」って、他の看護学部と何が違うのかしら？名前だけじゃよくわからないわ。
子： 一番の特徴は、「高度急性期医療の看護」に強いってことだよ。東京医療保健大学の立川看護学部は、災害・救急・集中治療など最前線の現場で活躍できる看護師を育てるために、立川の国立病院機構災害医療センターと連携して実習を行っているんだ。
親： えっ、それってすごくハードそうだけど……学生のうちからそんな現場に行けるの？
子： そう。でも、1年次から段階的に学ぶから安心して大丈夫。少人数で手厚く指導してもらえるから、自然と“命と向き合う力”が育っていくよ。
学部の特徴｜高度医療×災害看護×人間性を育てる教育体制
● 高度急性期医療に特化した教育
- 災害医療センターを実習先に持つ全国でも珍しい看護学部
- 救急医療、ICU看護、災害対応などを学ぶ先進的カリキュラム
- 緊急対応力・判断力・多職種連携力を重視した実践教育
● 臨床実習と演習を重視
- 1年次から看護技術演習、2年次以降は本格的な臨地実習へ
- 模擬病室やシミュレーターを用いたリアルな演習環境
- 事例学習・振り返り授業を通じて“考える看護”を育成
● 少人数教育＋国家試験対策も万全
- 一人ひとりに目が届く担任制で、学業・実習・メンタル面をサポート
- 看護師国家試験に向けて1年次から段階的に対策
- 模擬試験・個別指導・集中講座で合格率を高く維持
子： 急性期って聞くと構えちゃうかもしれないけど、その分「人を助けられた」っていう実感も大きいんだ。
学びのステップ｜段階的に“動ける看護師”になる4年間
● 1年次：基礎医学＋看護の土台を学ぶ
- 解剖・生理・病理など医学の基本と、人間の理解を深める
- バイタルサイン・移動介助などの看護技術を演習で習得
- 看護師の役割と医療現場の現実を見学を通して学ぶ
● 2年次：領域別看護＋臨地実習の開始
- 成人・老年・小児・母性など専門看護領域を履修
- 災害医療センターでの実習もスタート
- 看護記録やチームワークの重要性を現場で実感
● 3年次：実践力の強化と専門性の深化
- ICU・救急・在宅・精神など多様なフィールドで臨地実習
- 実習先の看護師と密に関わりながら、実践的な技術を磨く
- 多職種連携演習、災害シミュレーション演習も実施
● 4年次：卒業研究＋国家試験＋進路確定
- 看護実践に関する研究を行い、卒業論文を発表
- 国家試験対策と並行して就職活動・面接練習なども進行
- 看護師としての「自分のあり方」を深く見つめ直す1年
実践フィールドの例｜現場で“命と向き合う”力を身につける
- 災害医療センターでの実習（救急外来・集中治療室）
- 高齢者施設・訪問看護ステーションでの地域看護実習
- 高機能シミュレーターでのトリアージ訓練
- 災害時対応演習（避難所設営・感染対策・患者搬送など）
- 実習日誌・グループ討論・発表会による自己省察
学生の雰囲気｜使命感と冷静さ、思いやりのバランスを持つ人が多い
- 「人を助けたい」という強い想いで入学してきた学生が多い
- 厳しい実習を乗り越える中で、忍耐力とチームワークが育まれる
- 穏やかだけど、いざという時に動ける“静かな芯”を持つタイプ
- 同期同士の絆が強く、助け合いながら学ぶ雰囲気
就職・進路｜“高度医療の現場”を支える即戦力へ
● 主な進路分野
- 高度急性期病院（ICU・救急病棟・手術室）
- 総合病院・大学病院での病棟看護
- 地域医療機関・訪問看護ステーション
- 保健所・自治体など公的医療機関
- 大学院進学・看護研究職を目指す学生も
● 国家資格・就職支援
- 看護師国家試験対策講座／模試／小テストなどが豊富
- 個別面談・就職ガイダンス・面接練習のサポート体制あり
- 災害医療・救急医療を扱う病院との強固なネットワークも活用
子： 国家資格を取るだけじゃなくて、そこから“どんな看護師になるか”を見つけられる場所だよ。
保護者の方へ｜どんな子に向いている？
- 人のために動くことにやりがいを感じる子
- 緊張感のある現場でも冷静に対応できるタイプ
- 命と真剣に向き合いたいという意志がある子
- 忍耐強く、努力を重ねられる子
- 看護師として社会の第一線で活躍したいと考えている子
親： 看護って、本当に覚悟のいる仕事ね。でも、こういう学びがあれば安心して任せられるわ。
子： うん、立川看護学部は、厳しさもあるけど、その分“本物の力”が身につく場所なんだ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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