「文学部」って何を学ぶの?“人間”と“社会”を深く見つめる学問
親: 文学部って、小説を読むだけの学部なの?
子: そう思われがちだけど、全然違うよ!文学部では「人間とは何か」「社会とは何か」を文学・歴史・哲学などの視点から深く考えるんだ。愛知学院大学では、とくに日本文学・歴史・倫理・哲学の学びが充実していて、人間の心や文化に迫る学問を追究できるよ。
親: 理系とはまた違った意味で“深い”学びね。
子: うん、正解がない問いにじっくり向き合いながら、考える力・伝える力・読む力・書く力をじっくり育てていく学部なんだ。
学科構成は?1つの学科で3つの専門領域にアプローチ!
子: 愛知学院大学の文学部は「文学科」の単一学科だけど、次の3つの領域から自分の興味を深めていける構成になっているよ。
① 日本文化・日本文学領域
- 古典・近代文学を通して、日本人の心や感性を読み解く
- 文章表現・読解力を徹底的に鍛える
- 国語教員や出版社・図書館などを目指す人に人気
② 歴史学・考古学領域
- 日本史・東洋史・西洋史をバランスよく学ぶ
- 史料の読み解き方や、考古学的調査法を学ぶ
- 博物館・観光・公務員(文化財関連)にもつながる
③ 哲学・倫理・宗教領域
- 「人はなぜ生きるのか」「幸福とは何か」など根源的な問いに挑む
- 仏教思想、キリスト教倫理、現代哲学まで幅広く扱う
- 思考力・文章力を極めたい人、教育・福祉系の進路にも対応
親: どれも“人間らしさ”を考えるような分野ね。
子: うん、単なる知識だけじゃなくて、「どう生きるか」「他人とどう関わるか」といった視点も深く学べるから、人間的な成長にもつながるんだ。
ゼミ重視のカリキュラム!1年次から「考える→調べる→伝える」を繰り返す
1年次:文学・歴史・哲学の基礎とアカデミックスキルを習得
2年次:演習授業がスタート。関心ある分野で小グループ学習
3年次:ゼミに所属し、専門テーマを深掘り
4年次:卒業研究+就職活動+進学支援もスタート
子: 特にゼミでの少人数指導が丁寧で、資料の読み方や論文の書き方、プレゼンの仕方までしっかり教えてもらえるよ!
親: 文学部って受け身な学びかと思ってたけど、けっこう“発信”する力も求められるのね。
子: そう!調べて終わりじゃなくて、「自分の言葉で語る」ことが大事にされているんだ。
資格やスキル面も安心!教育職や文化系職業に強い
取得可能な資格
- 中学校・高等学校教諭一種免許状(国語)
- 司書・司書教諭
- 学芸員(博物館職員)
- 日本語教員(養成課程あり)
- 社会教育主事(任用資格)など
子: 特に国語の教員免許を取る人が多くて、教育実習や教職課程も充実してるんだよ。
親: 日本語教員も気になるわね。海外でも活躍できるってこと?
子: そうそう、留学生に日本語を教える仕事や、国際交流団体で働く人もいるんだって!
学生の雰囲気は?思慮深くて、おだやかで、言葉を大切にする人たち
親: どんな子が多いの?
子: 本や文章が好きな子、静かだけど芯が強い子が多いよ。
- 歴史や文学を深く学びたい
- 書くこと・考えることが好き
- 学校の先生や文化に関わる仕事に就きたい
- 「人とは何か」「社会とは何か」を真剣に考えたい
親: 表現力や対話力が鍛えられそうね。
子: うん、相手の話を丁寧に聞いたり、読み解いたりする力が自然と育ってくる感じがあるよ。
就職も多彩!“言葉と考える力”を活かせる仕事へ
主な就職先
- 中学校・高校の教員(国語)
- 出版社・編集プロダクション・印刷会社
- 図書館・博物館など文化関連施設
- 公務員(市役所・文化課など)
- 一般企業(営業・企画・人事・広報など)
支援体制
- 教職支援センターとの連携で教員採用試験対策も万全
- ゼミ教員が卒業研究・就活・進路選択を丁寧にサポート
- インターンシップや公務員試験対策講座の実施も
親: 文学部って就職が不安って聞くけど…
子: 最近は「どの学部か」よりも「自分が何を学んできたか」が重視されるから、「読んで考えて書ける」力を持った文学部生は、むしろ評価される場面が多いんだって。
保護者の方へ〜どんな子におすすめ?
親: 愛知学院大学の文学部、じっくりと学べて、進路もちゃんと見えてくる学部なのね。
子: うん!この学部は、
- 文学・歴史・哲学を通して“人間”と“社会”を深く学べる
- 思考力・表現力・対話力がしっかり身につく
- 教育・出版・文化施設・公務員など多彩な進路に対応
- ゼミや卒論で「自分だけの答え」を探求できる
- 教員免許や学芸員など、専門資格も充実
親: どんな子にぴったりかしら?
子: 「読んで考えるのが好き」「人間や社会について深く考えたい」「文化に関わる仕事がしたい」――
そんな**“知的好奇心とことばの力を大切にしたい子”**にぴったりだよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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