【親向け】名古屋市立大学 人文社会学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!

「人文社会学部」って?人間と社会を“深く知る”学び

親: 「人文社会学部」って、名前が少し抽象的だけど、何を学ぶ学部なの?

子: 確かにそう聞こえるかもしれないけど、実はすごく幅広い学びなんだ。人間とは何か、社会はどう成り立っているのかを、哲学・歴史・社会学・心理学・地域研究などの切り口から探求する学部なんだよ。

親: なんだか教養が深まりそうね。でも、それって将来の仕事にどうつながるの?

子: 知識を覚えるだけじゃなく、「考える力」「伝える力」「分析する力」が身につくから、公務員・企業・教育・出版・福祉など幅広い仕事に活かせるんだ!


学科・専攻構成|「人」と「社会」を多面的に捉える3領域

名古屋市立大学の人文社会学部は、3つの専攻(専修)に分かれていて、それぞれのアプローチから人間や社会を深く理解していきます。

● 哲学歴史学専攻

  • 西洋哲学・東洋哲学・倫理学などを通して「人間の思索」を探究
  • 日本史・世界史を通して歴史的背景から現代社会を読み解く
  • 思考力・読解力・表現力が特に鍛えられる

● 社会学専攻

  • 家族・教育・メディア・都市・労働など、身近な社会現象を研究対象に
  • アンケートやインタビューなどの社会調査法を学ぶ
  • 現代社会の課題に実証的にアプローチ

● 現代文化専攻

  • 心理学・文化人類学・地域研究などを中心に“多文化共生”を学ぶ
  • 異文化理解、ジェンダー、コミュニケーションなどがテーマ
  • 海外フィールドワークや地域プロジェクトにも参加可能

子: 自分の興味に合わせて、じっくり“知の探究”ができるのが魅力なんだ!


教養と実践を両立|思考・調査・表現力を鍛えるカリキュラム

親: でも、文学とか哲学って、就職に不利なんじゃない?

子: そこが名古屋市立大学の強み!「調べて、考えて、まとめて、伝える」っていう力を、社会に直結するかたちで育てているんだよ。

● 特徴的な授業

  • フィールド調査・インタビュー実習
  • レポート・論文指導の手厚さ(少人数制ゼミ)
  • プレゼンやディスカッションを重視
  • 地域住民とのワークショップや共同研究もあり

親: インプットだけじゃなく、アウトプットも重視してるのね。

子: うん、だから“考える力”だけじゃなく“行動する力”も育つんだ!


学生の雰囲気は?知的好奇心にあふれた“穏やかで個性派”が集まる

親: 周りの学生の雰囲気はどう?専門性が高いだけに、変わった人も多そうだけど…。

子: 個性的だけど、落ち着いてて、やさしくて、好奇心がある人が多いよ。 それに、自分の興味を大切にしている人が多いから、お互いの違いを尊重し合える空気があるんだ。

● よくいる学生タイプ

  • 読書や映画が好き、知識欲が強い
  • 社会問題に関心があり、よく考えるタイプ
  • 海外の文化・地域に興味がある
  • 言葉にするのが上手で、文章を書くのが得意

親: 自分のペースで学びたい子には、ぴったりの環境なのね。


卒業後の進路は?公務員・教育・一般企業など多方面で活躍!

子: 文系の中でも人文社会学部は、就職先が広いのが特徴なんだ!

● 主な進路

  • 公務員(市役所・県庁・教育委員会など)
  • 一般企業(営業・企画・総務・人事など)
  • 教員(社会科・倫理・地歴など)
  • 出版・マスコミ・NPOなどの情報発信系
  • 大学院進学(研究職・専門職を目指す)

● 就職支援も充実

  • ゼミ教員が個別に相談対応
  • エントリーシート・面接対策講座の実施
  • 公務員試験対策講座(学内実施/外部講師あり)

親: 専門性があるうえに、社会で通用する力もちゃんと育ててくれるのね。


保護者の方へ|どんな子におすすめ?

子: 名古屋市立大学の人文社会学部は、こんな子におすすめだよ!

  • 歴史や哲学、心理学、社会の仕組みに興味がある子
  • じっくり考え、自分の意見を深めるのが好きな子
  • 話す・書く・まとめる力を伸ばしたい子
  • 公務員や教育職など、安定した職業に関心がある子
  • 大学で「知性」と「人間力」を磨きたい子

親: 派手さはないけど、“一生ものの思考力”が身につきそうね。

子: うん!まさに“考えることを学ぶ”学部だよ!

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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