「総合政策学部」って?“社会のしくみ”を学んで、地域を動かす人になる
親: 総合政策って、いまいちイメージが湧かないのよね。何を学ぶ学部なの?
子: 一言で言えば、「地域や社会の課題を解決するための学び」だよ。経済、環境、行政、観光、福祉、ビジネスまで幅広く学んで、「どうすればより良い社会になるか」を実践的に考えるのが総合政策学部なんだ。
親: 幅広そうだけど、それって逆に中途半端にならないかしら?
子: 四日市大学では、地域社会とつながりながら「現場で考え、現場で動く力」を重視してるから、学びの幅広さがむしろ武器になるんだよ!
地域と共に学ぶカリキュラム|経済・環境・行政を“つなげて考える力”を育てる
主な学びの柱
- 地域政策・行政:市町村の行政施策、住民参加、公共経営
- 経済・産業:地域経済・中小企業論・観光産業とまちづくり
- 環境とエネルギー:四日市公害の歴史、SDGs、再生可能エネルギー政策
- 福祉と教育:子育て支援、高齢者福祉、教育格差
- ビジネスと起業:地域ビジネス、商品開発、マーケティング
子: たとえば「高齢者が住みやすいまちを作るには?」っていう問いに、経済・福祉・交通・建築…いろんな視点から考えるんだ。
親: なるほど。課題に“多面的”に向き合える力を育てる学びなのね。
フィールドワーク・地域連携で“実践型”の学びが充実!
- 地域の行政・企業・NPOと連携したプロジェクト学習
- 四日市市役所や三重県庁でのインターンシップや政策提言実習
- 地元企業と連携した商品開発や観光プロモーションの企画・実践
- フィールドワークで地域住民への聞き取り・調査・提案活動を実施
- 公害・環境教育にも力を入れており、四日市ならではの実地学習ができる
子: 教室だけじゃなく、まちの中がキャンパスになるって感じ!
親: 地域と一緒に学ぶって、社会に出たときの即戦力になりそうね。
学生の雰囲気は?“人の役に立ちたい”想いが強い、素直で行動力のあるタイプ
- 地元(三重・東海圏)出身者が多く、地域志向が強い
- 公務員志望や地域貢献に関心がある学生が多数
- 授業でのグループワーク・発表が多く、協調性が育つ
- 穏やかでまじめ、仲間とのつながりを大切にする文化
- NPO活動・地域イベント・ボランティアなどに積極参加する学生も多い
子: 「困っている人や地域のために何かしたい」って想いを持って入ってくる子が多いかな。
親: “誰かの役に立ちたい”って気持ちを、ちゃんと形にできる環境があるのね。
国家資格・公務員試験・地域ビジネス就職…幅広い進路に対応
主な就職先
- 地方公務員(市役所・県庁・観光課・福祉課・政策推進課など)
- 一般企業(地域金融・流通・小売・サービス・製造)
- NPO法人・地域福祉団体・観光協会など地域関連職
- 中小企業での新商品開発・販促・事業企画
- 地元企業への就職率が高く、地元志向の学生に有利
活かせるスキル・資格
- 社会調査士、環境社会検定(eco検定)、TOEIC、日商簿記など
- 公務員試験対策(学内対策講座あり)
- データ分析、プレゼン力、地域課題解決力、コミュニケーション力
親: “幅広く学んで、いろんな道に進める”っていうのは、今の時代にすごく強みになるわね。
子: うん、迷ってる子でも、「社会を良くしたい」って気持ちがあれば、進む道は見えてくるよ!
保護者の方へ〜どんなお子さんに向いている?
- 将来は公務員や地域で働きたいと考えている子
- 経済や政治だけでなく、社会全体を広く見渡して考えたい子
- 実際の現場で動きながら学ぶことが好きな子
- 地元で暮らし、貢献したいという気持ちがある子
- 「困っている人や地域を支える仕事」に関心がある子
子: 「一人のため」でもいいし、「まち全体のため」でもいい。“誰かのために動きたい”って思いがあるなら、すごく合ってる学部だよ!
親: 将来、社会で本当に必要とされる力を育てられる――そんな4年間が過ごせそうね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
コメント