慶應義塾大学総合政策学部(SFC)ってどうだった?
学びの内容:自由度が高すぎて、逆に問われる“自分の軸”
母:あんた、SFCってどんなこと学んでたの?総合政策って名前だけじゃ、いまいちわからないんだけど。
子:それ、よく言われる(笑)。ざっくり言うと「社会の課題をどう解決するか」を、自分のテーマで掘り下げていく感じ。
母:へえ、自分のテーマって?
子:俺は「地域活性とテクノロジーの融合」がテーマだった。高齢化とか過疎地の課題を、ICTとかデータ使ってどう変えていくか、みたいな。
母:なんか……難しそうね。
子:いや、難しいよ(笑)。でも、授業もゼミもプレゼン中心だし、自分の意見を“持つ”ことが大事って空気があるんだよね。
母:プレゼンって、毎回あるの?
子:うん、週1とかじゃなくて“毎週が勝負”って感じだった。
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課外活動・ゼミ・資格:プロジェクトで社会とつながる感覚
母:授業以外では、なにしてたの?サークルとか?
子:サークルってより、学生プロジェクトに参加してたよ。地域の中小企業と組んでWeb戦略立てたり、NPOと協働したり。
母:もう、ほぼ仕事じゃない(笑)。
子:たしかに(笑)。でも、SFCの学生って、みんな何かしら動いてる。ゼミも超実践的で、俺のとこは毎回企画提案+フィードバックがガチだった。
母:それって、息切れしないの?
子:たまに疲れるけど、周りが動いてるからこっちも自然とアクセル踏んじゃう。TOEFLもその流れで90超えたし。
母:意識高いというか、向上心の塊ね。
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キャンパスの様子・休日の過ごし方:湘南藤沢、田舎に見えて“拠点”になる
母:SFCって、湘南のほうだっけ?環境はどうだった?
子:うん、藤沢の山奥(笑)。でもその分、集中できる。自然に囲まれてて、クリエイティブなこと考えるにはちょうどいい。
母:通学は大変じゃなかった?
子:慣れれば平気。電車の中で英語の論文読んでたし、移動も勉強時間にしてた。
母:あんた、ほんと効率重視よね(笑)。
子:休日は渋谷とか表参道に出て、スタートアップのイベントとか行ってたよ。情報感度高めておきたかったから。
母:ほんとに意識高い系だわ……。
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就職活動と進路:社会起点の思考を活かせる仕事へ
母:で、就職はどうしたの?
子:コンサルに内定もらった。社会課題に向き合ってきた経験を、そのまま仕事にしたいなと思って。
母:やっぱりね。でも、どうしてその会社にしたの?
子:面接で「君の考える未来社会の課題って何?」って聞かれて、自分の研究テーマを熱く語ったら、面接官がすごく食いついてくれて。
母:へえ、それは手応え感じたんだ。
子:うん。「社会に対して仮説を立てて、行動し続ける人材を求めている」って言われて、ここしかないと思った。
母:ちゃんと自分の言葉で語れたのが大きかったのね。
学生の雰囲気:多様だけど、みんな“動いてる”
母:周りの学生はどんな感じだったの?
子:バラバラだけど、共通してるのは“なにかやってる感”。アプリ作ってる子とか、国際会議出てる子とか、すごいのゴロゴロいる。
母:じゃあ、なんとなくで入るとついていけない?
子:いや、それでも大丈夫。ただ、自分から動かないと、SFCはただの山奥のキャンパスで終わる(笑)。
母:うまいこと言うわね。
子:自分で設計図を描ける人には、最高の場所だと思う。
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一番の思い出:仲間と作った地域プロジェクト
母:大学生活で一番印象に残ってることってなに?
子:やっぱり、藤沢市の商店街と一緒にやった地域活性プロジェクトかな。企画から実施、広報まで学生主導でやって、最後は表彰もされた!
母:それはすごいわね!
子:企画が実際に形になって、地域の人が喜んでくれたのを見て、「これが社会とつながるってことか」って思えた。
母:SFCの学びの醍醐味ね。
子:うん、あれは本気で取り組んだからこそ得られた経験だったと思う。
受験生の親へのメッセージ:“正解”より“仮説”で動ける子にこそ向いてる
母:最後に、これからSFCを目指す子の親御さんに伝えたいことある?
子:SFCは、答えを学ぶ場所じゃなくて、自分で問いを立てて、動く場所。正解より仮説、って感じ。
母:じゃあ、そういう子に向いてるってこと?
子:そう。まだ何がしたいか分からなくても、「社会を変えたい」とか「何かに挑戦したい」って気持ちがあるなら、ぜったい楽しめる。
母:気持ちの強さが大事なのね。
子:うん、SFCは“やってみたい”を本気で応援してくれる場所だよ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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