国際教養学部って何を学ぶの?英語だけじゃないの?
親: 「国際教養」って響きはかっこいいけど、英語ばかり勉強する学部なの?
子: 英語は大事な要素だけど、それだけじゃないよ。横浜市立大学の国際教養学部では、英語“で”考える力と、多様な視点で物事を捉える教養を育てていくんだ。
親: たとえば、どんな授業があるの?
子: たとえばこんな感じ!
- 国際関係論・文化人類学・比較政治など、社会・文化を広く学べる科目群
- 英語で行われる少人数ディスカッション中心の授業
- 哲学・歴史・経済・環境問題など、幅広いテーマの教養科目
- 英語論文の書き方・スピーチ技法などのアカデミックスキル
親: 一つの専門じゃなくて、幅広い知識と考える力を育てるのね。
子: そう、「知の土台」を築くリベラルアーツ教育が中心なんだ。
英語力に自信がなくても大丈夫?
親: でも…英語に自信がないとついていけないんじゃない?
子: 入学時点でペラペラじゃなくても大丈夫だよ!
1年次に**集中英語プログラム(YCU Core)**があって、しっかり力をつけられるんだ。
親: 英語に加えて、どんな力が求められるの?
子: 「正解のない問いに向き合う力」かな。
多様な意見が飛び交う中で、自分の考えを組み立てて発信する力が問われるんだ。
留学は必須?どんな国に行けるの?
親: 国際系の学部って、やっぱり留学があるのよね?
子: うん、全員が1年間の留学を経験するのが特徴だよ!
親: どんな国に行けるの?
子: アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなどの英語圏を中心に、30以上の提携大学があるんだ。
現地では語学だけじゃなくて、専門科目も履修するから、実践的な学びになるよ。
親: 費用や安全面は大丈夫かしら?
子: 交換留学だから授業料は横浜市立大学に支払うだけで済むし、サポート体制もしっかり整ってるから安心!
どんな学生が多い?雰囲気は?
親: 国際教養学部って、活発で意識高い子ばかりなの?
子: もちろんアクティブな子もいるけど、内省的でじっくり考えるタイプの子も多いよ。
たとえば…
- 海外経験はないけど、世界に興味がある子
- 多文化に関心があって、異なる価値観を受け入れられる子
- 発言が得意じゃなくても、書く力で考えを伝えたい子
親: 目立たなくても、自分の中に熱い思いがあれば向いてるのね。
子: まさに!**「多様性を受け入れ、自分の軸を持つ」**ことが大事な学部なんだ。
就職先は?国際機関とかに行けるの?
親: 国際教養って、就職にどうつながるの?
子: 英語力と教養を活かして、幅広い業界に進んでるよ。
進路例は…
- 商社・メーカー・金融・航空などのグローバル企業
- 国家公務員・地方公務員などの公共セクター
- 外資系企業やNPO、国際協力団体
- 大学院へ進んで国際政治や教育の研究職も
親: 決まった職種じゃなくて、幅広く活かせるんだね。
子: うん、**「どこでも通用する思考力と語学力」**が身につくのが強みだよ!
印象に残った学びは?自分と世界を見つめ直す
親: あなたが印象に残ってる授業って?
子: 「グローバル市民論」って授業かな。
自分が当たり前だと思っていた価値観が、世界では当たり前じゃないと気づかされて。
自分の生き方を、世界の中でどう位置づけるか、深く考えさせられたんだ。
最後に、保護者の方へ
親: 英語や留学っていうと敷居が高そうだけど、実は内面の成長が大事なのね。
子: まさにその通り!
横浜市立大学の国際教養学部は、「語学」や「国際」という表面的なスキルだけじゃなくて、**“多様性を受け入れて生きる力”**を育む学部なんだ。
親: どんな子に向いてると思う?
子: 世界に目を向けたい子、社会課題に関心がある子、自分の考えを深めていきたい子――
**「広く、深く、自分を育てたい」**そんな子におすすめだよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
コメント