「国際教養学部（FILA）」って？英語で学び、世界を生き抜く“国際教養人”になるための4年間
親： 「国際教養学部」って最近よく聞くけど、創価大学ではどんなことを学ぶの？
子： 創価大学のFILA（Faculty of International Liberal Arts）は、全授業英語・留学必須・少人数制という特徴を持った学部なんだよ。言語だけじゃなくて、リベラルアーツ（教養）を土台に、国際社会の中で考え、行動できる人を育てる学部なんだ。
親： 英語だけで4年間授業って、かなり本格的なのね。
子： うん、入学直後から英語漬けの環境だけど、そのぶん世界基準の思考力・発信力・実践力が身につくよ。外国人教員の比率も高くて、多様な文化・価値観に触れる毎日が当たり前になるんだ。
学びの土台｜“All-English×Liberal Arts”で育てる知性と国際性
● All-English Curriculum（全授業英語）
- 入学時から卒業まで、すべての授業を英語で実施
- プレゼン・ディスカッション・レポートもすべて英語で行う
- アカデミック英語、ディベート、論文執筆スキルも徹底指導
● Liberal Arts（教養教育）の広がり
- 政治・経済・文化・歴史・哲学・環境・ジェンダーなど幅広いテーマを学習
- 多角的な視点で「物事を複数の面から考える」訓練
- 文理融合型の学びで、特定の専門にとらわれない柔軟な知性を育成
● Multicultural Education（多文化理解）
- 留学生や外国人教員との交流が日常的にある
- 世界の価値観を「知る」だけでなく「尊重し、共に生きる」感性を育む
- SDGs、平和、開発、共生など現代的テーマへの理解も深まる
留学必須｜“学びを世界で試す”ことが前提の学部
● 原則1年間の長期留学（3年次）
- アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、フィリピンなど多彩な留学先
- 留学準備のための英語集中プログラムあり（国内研修＋サポート）
- 留学中も単位認定制度が整っており、卒業に支障なし
● 留学前後のキャリアデザイン
- 留学先の授業に適応できるよう、1〜2年次はスピーキング・アカデミックライティングを強化
- 帰国後は「英語で何ができるか」「世界とどうつながるか」をテーマに、卒論やプロジェクトに挑戦
- 海外インターンシップ・国際NGO連携活動の選択肢もあり
子： 留学は単なる“語学研修”じゃなくて、“自分の考えを行動に移す”挑戦の場なんだよ。
親： たしかに、「世界で生きる」って経験は、何よりの学びになりそうね。
学びのステップ｜英語→教養→実践→社会へとつながる4年間
● 1年次：英語運用力とリベラルアーツの基礎を固める
- Academic Writing／Critical Thinking／Introduction to Social Issues
- 多国籍なクラスでのディスカッションやプレゼンも多く、刺激が豊富
● 2年次：専門テーマを広げ、関心分野を定めていく
- 国際関係論／Comparative Cultures／Sustainable Developmentなど
- 教員との個別指導で、卒業研究や留学先に向けた準備を進める
● 3年次：長期留学で“英語で学ぶ力”と“自立心”を強化
- 海外大学の正規授業を履修し、現地学生と共に学ぶ
- 異文化適応力・対話力・現地での問題解決能力を実践的に育てる
● 4年次：卒業研究＋グローバルキャリアへの具体的準備
- 卒業研究（英語論文）や実践プロジェクトを通じて集大成
- NGO・外資系企業・公的機関など、次のステージに向けて進路設計
学生の雰囲気｜国際志向が強く、多様性を当たり前に受け入れる空気
- 帰国子女・海外志向の学生が多く、語学に対する意識が高い
- ただの英語好きではなく、「英語を使って何をしたいか」を明確に持つ学生多数
- 積極性・自立心・協働力に優れた学生が多く、クラスでの議論も活発
- SDGsや国際協力に関心がある学生が多く、課外活動も充実
親： まわりの学生さんが刺激的なのも、成長につながるわね。
子： うん、「自分の価値観が問い直される」環境があるからこそ、強くなれるんだと思う。
主な進路｜英語力＋教養力＋国際感覚を活かして、世界とつながるキャリアへ
● グローバル企業・外資系企業
- 国際営業、マーケティング、海外人事、貿易実務など
- 英語を使った業務に就く学生が多数（TOEFLやIELTSスコアも活かせる）
● 国際機関・NGO・公共機関
- 国際協力団体、開発支援、環境保全、UNHCR・JICAなどとの連携実績あり
- 国際問題に取り組む行政職、公務員を目指す学生も
● 教育・研究・大学院進学
- 海外大学院（国際関係・平和学・比較教育学など）進学者もあり
- 国際バカロレア教育や英語教育者としての道も
● キャリア支援・資格サポート
- 留学準備から就職活動まで、キャリアセンターが英語対応でサポート
- 国連英検、TOEFL、IELTS、通訳案内士などの支援制度あり
保護者の方へ｜どんな子に向いている学部？
- 英語を「学ぶ手段」ではなく「使う道具」にしたい子
- 海外で学び、暮らすことに興味がある子
- 国際協力・異文化理解・グローバルビジネスなどに関心がある子
- 自分の考えを論理的に伝える力を育てたい子
- 多様な価値観に触れ、広い視野を持ちたい子
子： 英語って、話せることがゴールじゃないんだ。英語で“何を学び、何を変えるか”が大事って気づけたのが、FILAの一番の学びかも。
親： 英語力だけじゃなくて、「世界と関わる姿勢」を育てる学部なのね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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